英米以外のウィスキー


Irish

アイリッシュ・ウィスキーの原酒=大麦麦芽(+大麦、ライ麦)+樽。三回蒸溜。

1743 Old Bushmills Single Malt 10 大麦麦芽のみ使用。 PR
ピート香あり。→ピートは使っていない!
何とも繊細な味を持っている。ただこれは着色料としてカラメル、つまり焦がした砂糖を使っている。この丸みのある味はそのせいなのではなかろうか。

1780 John Jameson 深く立ち昇る香り。グレーン入りの軽さ。

Jameson 1780 12年熟成 43度 良酒倉庫
カラメルの使い過ぎ。サントリー・オールド程ではないが。

1791 John Power & Sons 40度 三回蒸留 1980円 良酒倉庫
三回蒸留で軽めに作った蒸留液に、カラメルで味を付けたといった感じ。

1829 Tullamore Dew


Canadian

Crown Royal 穏やかな香り。かすかな粘り。樽香が薄いのか?


ニュージーランドのウィスキー

2002/04/16
Lammerlaw single malt, 43%, Wilson distillers, division of Seagram, Dunedin
700cc、2000円台?河内屋幕張店
2016/6/12
ウィスキーのキャップにコルクを使うのは止めるべき。崩れている。
琥珀色。
癖のない香り。
味ははっきりとある。旨い。
甘くはないが甘みがある。
率直に言って、味に単純さは残るが、スコッチに近いところにまで来ている。
日本のウィスキーは申し訳ないが、かなり次元が下である。
ニュージーランドは日本と同じようにウィスキー製造の伝統はない。
しかし出身はヨーロッパの人々であるから、ウィスキーは飲み続け、その味は知っていた訳である。
そこがウィスキー製造での差となって現れているのである。
つまり日本のウィスキーを造っている人達は、ウィスキーの本当の味を十分知ることのないまま、ウィスキーを造り始めていたということである。


日本のウィスキー

A種 モルト・ウィスキー
B種 モルト・グレィン・ウィスキー
C種 ジャパニーズ・ブレンディド・ウィスキー

原材料:モルト・グレーン、と表示してあるものは、B種であると理解していい。

樽熟成の最低年限を法律で定めよ!


日本のウィスキーの評価


ニッカウヰスキー

余市蒸留所 1934年設立

Nikka Whisky All Malt (モルト原酒100%)
43度
単式蒸溜のモルト原酒と連続式蒸溜のモルト原酒をブレンドしたもの。
スコッチに比べて格段に単純な味。これはいったい何年熟成させたのであろうか。熟成期間を短く済ますために、一部分連続蒸溜にしたのかもしれない。

Nikka Whisky Malt Club, Malt100%
原材料:モルト
製法タイプ:オールモルト・ブレンド
40度
700ml, 習志野市谷津ヨークマート1050円
2002/6/14
ライトな味の、食事に合わせ易いウィスキーを急に飲みたくなって、スーパーで買って、やはりスーパーで買ったお惣菜で飲んだ。惣菜は甘過ぎて閉口。色は濃いが、サントリー・オールドのようなカラメルの甘さはなく、スコッチ的なピートの香りがしっかりあり、癖がなく、和食にも合わせ易い味になっている。
2003/2/7
電話で聞いてみたら、モルト原酒は二年から五、六年ものということである。
色は樽を焼くことがあるのでその色が出ているのと、それで薄いときはカラメル着色をする場合があるとのことである。
オールモルトでこの価格、コストパフォーマンスの高さは驚異的である。スコッチなどに対抗するにはここまでの努力が必要なのであろう。

Nikka Whisky 単一蒸留所モルト余市
余市蒸留所12年貯蔵シングルモルト
創業当時の伝統を守った直火焚き蒸留
45度
700ml, Alwaysはなしま 6480円
2003/2/23
色がかなり黒いが、いくら何でも樽を焦がし過ぎではないか。
2003/3/27
「余市」と「膳」をブレンドして飲んだ。
片や濃く、片や薄く、素人ブレンダーのアイディアは、両者の欠点を隠すことはできたが、新たな何かを生み出すまでには到らなかった。
2003/04/02
いやなかなか美味い。余市の潜在力が発揮されて来たのだと思う。
2018/8/4
「余市」の再テイスティング。
それほど色が黒いとは思わない。
スモーキーな香り。
焦げ味もあるが、樽の渋みを感じる。
買って15年経ったためだろうか、滑らかさを感じる。
薄っすら甘味も感じる。
良いウィスキーではないか。
15年経って味が変わったのかどうか分からない。
自分のウィスキーに関する経験も積み重なっている。
このウィスキーを買った時に自分は38歳であった。今自分は53歳である。
今から同じものをもう一本買い、同じ年数熟成させたら、68歳になってしまう。
蒸留酒との付き合いには、樹木との付き合いと同様の、人生を掛けた覚悟が必要ということか。
ただ、このニッカにしてもまだ、スコッチほどの「複雑さ」はない。

Nikka Whisky 竹鶴12年 pure malt (2380円マリンピア・ジャスコ)
2004/1/8
水のようにあっさりし過ぎているというより薄い。
2004/1/9
少しはしっかりした味があるが物足りない。
2015/2/7
辛さと焦げ味。おいしさと感じられるものがない。

北海道ニッカウヰスキー余市蒸留所
原材料モルト、グレーン、40% 容量360ml
戴き物。
2015/11/6
香り良し。
樽の渋みあり。
癖のない味。やはり和食向きか。

Single Malt Yoichi 余市 Peaty & Salty (余市蒸留所限定)
原材料モルト、55% 容量180ml
熟成年数の表示はない
戴き物。
2017/3/22
琥珀色。
アルコール辛さが取れていない。
頂き物でこう書くのは恐縮だが、やはり、熟成年を表示できないというところで最初から限界がある。
ニッカは経営努力で、Single Maltなど高いランクの商品として売る物は、すべて十年以上は熟成させるべきであろう。
2023/8/17(木)
度数55度で、ほとんど割水をしていないのだから当然のことであるが、味が非常に濃い。何かで割って飲みたくなる。
2023/8/18(金)
モルトの香り。
甘い味。
舌に感じるこってりした滑らかさ。
とても美味しいウィスキー。

Single Malt Yoichi 余市 Peaty & Salty (余市蒸留所限定)
原材料モルト
55%
熟成年数の表示はない
製造場 千葉県柏市増尾
2023/8/17入手 戴き物 容量180ml

余市蒸留所限定ブレンデッドウィスキー
原材料モルト、グレーン
一部、輸入原酒を使用
40度
熟成年数の表示はない
製造場 千葉県柏市
2023/8/17入手 戴き物 容量500ml
2023/8/20(日)
麦茶のような色。
香りは弱い。
飲むとスモーキー。
味のベースは余市 Peaty & Saltyと同じか。
確かに塩っぽい味なのかも知れない。
グレーンと水で薄めてある分、飲み易くはある。
複雑ではないが、簡潔、すっきりした味。
悪くはないのではないか。
このような味が出せるのなら、必ずしも十年熟成させることもないのか。
もっともこのウィスキー、一部輸入原酒を使用ということで、そもそも評価の対象にならないのだが。


サントリー

Suntory Whisky The Chita(知多)
知多蒸留所謹製
原料、グレーン、モルト 43度
原材料名にはモルトとあるのに、Single Grain Whiskeyとも書いてあるのはなぜ?
2015/12 頂き物
2015/12
サントリーは知多にグレーン専用の蒸留所を所有しているのであろう。
ピートの臭いや焦げ臭はなく、飲み易く作ってある。
ねっとりとした質感があるのが良い。
裏のラベルに自己評価のテイスティングノートがあるが、確かに香りは甘い。
2016/1/5
生の樽の匂いと渋みを感じる。

Suntory Whisky Royal
原料、モルト、グレーン 43度
2003/2/10
砂糖を焦がした味と、樽を焦がした味、見分けはつくのか。
マルチニックのラムに似た繊細さ。
Oldのように多量ではないが、カラメルを使った味ということ。

Suntory Pure Malt Whisky 膳
二条大麦100%
単式蒸留した原酒と連続蒸留した原酒をヴァッティングした上で竹の炭で濾過。
640ml, 40度, Alwaysはなしま980円
2003/02/23
アルコール辛くて話にならない。Nikka Malt Clubと同種の、和食に合うウィスキーを期待して買ったのだが、Suntoryは本当に酒造りの出来ない会社なのかもしれない。サントリーの製品は二度と買わない。残った酒、どう処理しようか。
サントリーはサントリー・ホールなど文化事業に非常に熱心であるのに、本業で造る酒は全く非文化的という、不思議な会社である。


ピーク ウイスキー(PEAK-WHISKY)玉泉堂酒造(岐阜県養老郡養老町)
2017/2/26
亀戸江戸蕎麦にしだ にて
アルコール辛さが抜けていない。


清水真哉の酒

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