最近、南欧のワインの味が、トロピカルになってきつつある。
アルコール度数も高くなってきている気がする。
地球温暖化の影響がこんなところにも現れてきている。
2013/6/2


輸入ワインのラベルの上に輸入業者による日本語のラベルが張ってあって、元のラベルが読めなくなっている事が度々ある。
ラベルにはそのワインに関する情報が載っているのであるから、無神経なことは止めて頂きたいものである。
2004/4/17


実家の一戸建てに暮らしていた時は、家の北側の階段下の、暗くて湿気の多い物置の中に入れておけば、ワインは何年でも熟成させておけた。
それがマンションに住まうようになってみると、ワインは夏を越すとたいてい駄目になってしまう。
いまでは熟成したワインが飲みたいときは、お値段は多少高めになっても、既に熟したものを買う事にしている。
2004/4/17


ワイン、とりわけ多少とも値の張るものを買う時はディスカウントショップは避けておいたほうが無難である。
きちんとした専門店や百貨店で買うと多少値段は高くなるかも知れないが、それはワインの保管費用であり、保険と考えるべきである。
赤ワインは白ワインよりも味覚成分が多く、味が駄目になり易いので、特に注意が必要である。
2004/3/22


赤ワインを冷やすな!

大衆的なイタリア料理屋や居酒屋では、赤ワインも白ワインと同じように冷やして持って来る。
どうやら問屋の中にそのように指導して回っている馬鹿者がいるらしい。
赤ワインを冷やすと、渋みが強く感じられ、また芳香が立たなくなるのである。
もっとも夏暑い時に、ぬるさを取り除く程度に冷やすのは問題ない。いけないのは瓶ビール同様に冷蔵庫に突っ込み放しにすることである。

ワインは冷やすよりも温めることの方が難しい。
冷えた地下室にあったワインを飲む一、二時間前に部屋に持って来て室温に慣らすことをシャンブレすると言う。
だが私のように冬でも厚着して寒い部屋に暮らしていると、いくらシャンブレしても赤ワインの適温の14〜20度にはなりようがない。あわててストーブをつけてその前にワインを置いたりするが、温まり過ぎたり温度にムラができたりと、冷やすときの冷蔵庫のようには具合よくいかないものである。
2003/04/08


近頃、プラスチック製の擬似コルクというものを見かけるようになった。
森林資源としてのコルクが危機的な状況にあるということは以前から知っており、ボルドーのシャトーものの長いコルクに比べて、安物ワインのコルクはもともと短かったのだが、とうとうプラスチックで代替せざるを得ないところまで追い詰められたということであろう。
ところでプラスチック製の栓をした瓶を寝かせておいて何か意味はあるのだろうか。飲み物であるワインを長くプラスチックに接触させておくなどぞっとしない。だがキャップを外すまでそれがコルクなのかプラスチックなのか分からない以上、全て寝かして置くしかない。
コルクがないのなら、いっそのことスクリュー・キャップにしてもらいたい。もっといいのは安ワインは量り売りで売ることである。
ワインの包装についてはもう一つ、かねてから気になっていたことがあって、それは瓶の先を巻いている鉛のキャップ(?)の処分のされ方である。鉛は言うまでもなく人体に有毒な重金属である。だが人々はそのことを意識せず普通のゴミのように捨ててしまっているのではなかろうか。そして他のゴミと一緒に焼却炉で焼却されているのではないか。鉛が環境中に不用意に拡散している危険がある。
キャップについては今でも安ワインなどではプラスチック製のものがあるが、これは高級品も全てプラスチック製にするか、あるいは本当に好いのは何も巻かないことである。
2002/12/30


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