ワインのタイプ


重口の赤
カベルネ・ソーヴィニョン
メルロー
マルベック
シラー
ムルヴェードゥル
ネッビオーロ
ブルネロ
リオハ・グラン・レゼルバ

中口の赤
オーストラリアン・シラー
カリフォルニア・ジンファンデル
ピノ・ノワール
リオハ・レゼルバ
ドルチェット
サンジョヴェーゼ
モンテプルチアーノ

若い軽口の赤
グルナーシュ
ガメイ
北東イタリアの赤
安キアンティ
バルベラ
素リオハ
ピノタージュ

標準的な低価格の赤
カリニャン


ミディの安物のvin de pays が飲みたい。
僕はカリニャンが好きだ。芳香と酸に乏しいカリニャンの質素な味わい。カリニャンはいとしい。
しかしカリニャン・ワインはかならず最廉価でなくてはならない。ずばり500円。
僕にとってフランス・ワインの世界はvin de pays から始まる。
ミディ500円→ローヌ1000円→ボルドー1500円。
僕はvin de pays において葡萄そのものを味わう。vin de pays の作為のない味。


赤ワインの諸タイプ

メドック
     厳しいタンニン

サン・テミリオン
     柔らかいタンニン

北部ローヌ
     柔らかいタンニン

南部ローヌ

ブルゴーニュ、バローロ類、リオハ、
     アルコール感、芳香、透明感、

ボジョレー
     強い酸味

ヴァルポリチェッラ類、
     ヴァルポリチェッラにもかなりタフなものがあるのではないか。

バルベラ

キャンティ類、

ブルネッロ
     ブルネッロや、キャンティのよくできたものには、メドックに似たところがないだろうか?


重口の白
リースリンク
シャルドネ
シュナン・ブラン
グラーヴの一部
マルヴァジア
オーストラリアのセミヨン
ポルトガルのダン
ジュランソン

中口の白
ピノ・グリ
ピノ・ブラン
トラミネール
マスカット・ブラン
南部ローヌ

アローマに富む軽口の白

若くさわやかな白
アントル・デュ・メール
イタリアの白

甘口の白


白ワインの諸タイプ
@蜂蜜のような甘さを求めるタイプ  貴腐ワイン
A甘やかな芳香を主体にしたタイプ  マスカット
B酸の刺激を主体にしたタイプ    ミュスカデ、
Cこくのある味を求めるタイプ    ブルゴーニュ
D平板タイプ
Eミネラル

モーゼルのリースリンクBE
ラインのリースリンク@AC
シュナン@BC
ブルゴーニュBC
グラーヴ
セミヨン@C
ソーヴィニョン(@)BC
北部ローヌ(ヴィオニエ)
北部ローヌ(ルーサンヌ&マルサンヌ)
南部ローヌ(クレレット&グルナーシュ・ブラン)CD
イタリアの白BD


世の中、新鮮な早飲みタイプの白ワインには事欠かない。しかしたっぷりした芳香があってこくのある長寿の白ワインは一体どこに行けば飲めるのか。
僕は白ワインに対して金をけちり過ぎているのだろうか。
僕は2000円以上出してボルドー赤を揃えているのにシャブリは一本も置いていないではないか。
シャブリはこくよりも新鮮な酸味が売り物。カリフォルニアのシャルドネも主流は同じ傾向を示している。
やはり今は白ワインに関しても軽口好みに流れ過ぎていると思う。ボルドーでセミヨンが、リオハでマルヴァジアの比率が伸びないことにもそれは表れている。

ドイツは良質の白ワインを安く大量に供給することには世界で最も貢献していると言えるであろう。しかしミュラー・トゥルガウが多過ぎる。ベタ甘傾向は脱しつつあるが。
フランス北部の良質の白ワインは高価過ぎる。ブルゴーニュ、ヴヴレ、アルザス、北部ローヌ。アメリカもそう。
南欧の白ワインはどこもぱっとしない。これは酸が少ないためであろう。
→大間違い。南欧の白ワインは素晴らしい。しかも安い。イタリアを見よ。イタリアの白ワインが分かって初めて白ワイン飲みになれるのだ。イタリアワインが白ワインを理解する鍵だ。イタリアの白ワインこそが最もオーソドックスな白ワインなのだ。これはローヌの赤が最もオーソドックスな赤ワインであるのと同じだ。
南アフリカの白ワインは安価で良質。
他にオセアニアが狙い目。


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