酒精強化ワイン


シェリー酒

葡萄の品種

Palomino   90%
Pedro Xim*nez
Moscatel(Alexandria-Muskateller)

シェリーは以下のグループに分かれる。

A−辛口
T@ Fino :ブランディの添加を少なめにし、フロールが厚く付くようにしたもの。
      フロールとブランディはどちらが先?
 A Fino viejo, Fino viejissimo:フィノがアモンティリャードになることなく熟成していったもの。高貴な香りがより凝縮される。
 B Palma, Tres Palmas :別格に繊細で香り高いフィノ。
             疑念あり。Roger VossのP63を見よ!
 C Fino Amontillado :@を熟成させたもの。時間が経つとフロールが消滅してしまうため、オロロソの性格に近付いていく。
 D Amontillado:Cを更に熟成させたもの。
 E Amontillado viejo:
 F Entre Fino :格落ちのフィノ。安価なブレンド用。辻静雄『ワインの本』P276を見よ!

Ta@ Manzanilla :サンルカール(Sanlucar de Barrameda)地区のフィノ・タイプ。フロールの発達が特に良い。塩気のある独特の辛味を持つ。
  A Manzanilla pasada:
  B Amontillado de Sanl*car:

U Palo Cortado :フロールの発達程度が中位のもの。
U@ Dos Cortado:
 A Tres Cortado :
 B Cuatro Cortado :

V@ Oloroso:フロールの発達が弱いもの。表面にフロールがないまま空気に触れた状態で熟成させるので酸化していく。ブランディを沢山入れる。
 A Pata de galina :人工的に甘くしていないのにグリセリンのためにいくらか甘いオロロソ。
 B Oloroso viejo:オロロソの熟成期間が長いもの。
 C Raya :二級のオロロソ。安価なブレンド用。辻静雄『ワインの本』P276を見よ!

 

B−甘口
@ Dulce apagado:発酵を途中で止めて糖分を残したもの。ミディアム用。
A Dulce pasa :天日に曝し糖度を上げた葡萄で作った甘口のシェリー。上質のクリーム用。
*シェリーはポートと違って、糖分が完全に発酵してからブランディを入れる。よって本来的には辛口のワインである。Dulce だけは糖分が残った状態でブランディを入れる。
その他に以下のようなものがブレンドに用いられ、シェリーのイメージを悪くしている。
B Arrope:Paxarete (Vino de color) :元の体積の五分の一にまで煮詰めたシロップのように甘いワインで、色付けや甘くするために使われる。
C Sancocho :Arropeに似たもの。
D Dulce de almibar :若いワインに砂糖を混ぜたもの。色を付けずに甘くするために使われる。

 

C−ブレンドして作られたシェリー
T−フィノをベースとしたもの
Pale Cream:フィノと Dulce apagadoのブレンド。Paleは色付けしていないという意味であろう。

U−アモンティリャードをベースとしたもの
Medium:アモンティリャードと Dulce apagadoのブレンド。

V−オロロソをベースとしたもの
@ Amoroso:オロロソに、PXか、熟したパロミーノか、Vini de color を混ぜたもの。今日ではCream Sherryと呼ばれることが多い。
A Cream Sherry :葡萄果汁で甘くしたオロロソ。Vini de color を入れる場合と入れない場合がある。Bertola 社のものはオロロソとPXのブレンド。
B Brown Sherry :オロロソとRayaのブレンド。クリーム・シェリーより甘く色も濃い。どうやって甘くしている?


シェリーに関するその他の用語

Almacenista
A*ada
Carrascal :畑の名前。
East India
Macharnudo:畑の名前。
Pasada
Ponentada :海から吹く暖かく湿った西風。フロールの形成を促進する。
Tent:Rotaにおいて赤葡萄(Tintilla di Rota、グルナーシュ)で造る甘口シェリー。

アメリカ海軍の基地が出来たため、今は畑が殆ど残っていない。


シェリー委員会


フィノの評価

Duke of Wellington Fino (Bodegas Internationales)

Tio Pepe, Gonzalez Byass
16度
評価不能。僕にはまだ本当のところ、フィノが分かっていない。どれも同じにしか感じられない。温度が間違っているのかもしれない。フィノは辛口白よりも少し高めの十度位がよいらしい。
フィノのよさは捻ねもののよさに違いない。古い文化のみが育み得る味である。この黴の味。フィノは砂糖を入れないヨーグルトのようなもので、その味にはなかなか馴染み難いものなのかもしれない。だからクリームシェリーの類が出回るのであろう、カップ入り味付きヨーグルトのように。

Sandeman Fino
Palomino種100%
15度
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2021/4/25(日)購入 1300円(税抜)
2021/5/7(金)
香りは薄い。
色はいささかひねた白ワインといったところか、しかし色も濃くはない。
酸味は強い。
他のFinoと比べて一度から一度半度数が低いのが気になる。コク、重さがない気がする。、
やはり評価しづらい。それは自分の中に美味しいFinoの基準がないからであろう。

Sandeman Don Fino Superior Dry, 16.5度

Croft Delicado
16度
これもやはり特にどうということはなし。


シェリーの評価

Harvey's Medium Dry

Croft Original Pale Cream 17.5度 2900円 あつた
まあこんなもの。ただ甘いだけ。どうでもいい。

Williams & Humbert, Oloroso, Dos Cortados, 19.5度 4000円 あつた
1994・9・25
これぞ求めていたシェリー。

Gonzalez Byass, Amontillado del Duque, Amontillado Viejo, 22度 カラメル使用
1995・1・20   あつた
シェリーは黴を利用して作る。その黴の香りが強烈に効いている。これが本物のアモンティリィャドであるか。旨いのかどうかは分からない。

Bodegas Tomas Abad, Fino Amontillado de Jerez, 17.5%, 1850円 高崎屋
1996・6
旨いが、特にどうということもなし。

Emilio Lustau(1896年創業), Pedro Ximenez, San Emilio, 17度 2500円 しまや
どろっとしている。色は濃い焦茶色。甘いが酸味も効いている。かりん糖のような甘さ。
どろどろ。乾葡萄をつぶして絞ったような味。強烈。アイスクリームにかけて食べると絶品。

Emilio Lustau, Vendimia Cream, 20%, Matured 3 years in wood and in bottle,
'86, (800cases) ポートの様に醗酵の途中でアルコールを入れて葡萄の糖分を残した。樽で4、5年熟成した後、オロロソをブレンドした。
1996・12・25  しまや 3200円
年号入りという非常に珍しいシェリー。ポートに非常によく似た甘味を感じる。それにオロロソ・シェリーの香り。僕は甘口のシェリーにはまったく興味がない。
1997・1・13
何ともなめらかな品のよい甘味。絶品の美味さ。ちょっと塩味のオードブルと合わせるとよい。なぜか卵の香りがする。

Emilio Lustau, Almacenista, Manzanilla Pasada de Sanlucar, 17%,
Solera matured by Manuel Cuevas Jurado, Sanlucar de Barrameda, 船橋東武3500円
1997・2・27
初めて飲む高級シェリー。はじめはごくありふれたフィノとの違いはよくわからなかったが、飲んでゆくうちに違いがわかってきた。これはおいしい。香りに特徴がある。非常に繊細な、普通のフィノとはまったく異なる香りである。味は、よくある典型的なシェリーの風味というか癖があまり感じられず、なめらかで繊細。しかし非常な辛口。後味が少しぴりっとしている。余韻が長い。しかし、いずれにせよ一般受けする味ではない。だんだんシェリーの味がわかってきた。もっといろいろ試して、舌を磨きたい。

Emilio Lustau, Almacenista, Oloroso de Jerez, 20%,   やまや新宿店 1990円
dry Sherry matured by Rosario Benitez Giron, Jerez de la Frontera,
1997・3・25
これは絶品。前に飲んだポート型オロロソから甘さを取ったという感じ。こくがある。

Emilio Lustau
Almacenista, Jose Luis Gonzalez Obregon
Amontillado del Puerto
from a solera of 10 butts matured in El Puerto de Santa Maria, Spain
18.5度
輸入者 ミリオン商事株式会社
2023/8/13(日)購入 三越銀座店 500ml 税込 5280円
2023/9/23(土・祝)
フィノの酸味のある香りがした。
色は既に、濃い目の琥珀色。
Cream Sherryに近い味がし始めている。
しかしこれは甘くなく、心地よい酸味を楽しめる。

Bodegas Jose de la Cuesta, Cream Sherry
成城石井 日本橋店
2011/6/18
OlorosoとPedro Ximenezのブレンド。
甘さが程よく、デザートワインとして飲み易い。
ペドロ・ヒメネスのどろっとした甘さとオロロソの中間ラインを狙うというのは商品コンセプトとして面白いのではないか。

Bodegas Hidalgo, La Gitana, Manzanilla, Sanlucar de Barrameda
15度
輸入元 ユニオンリカーズ株式会社
2021/5/8(土) 成城石井 錦糸町店 750ml 2189円(税込)
2021/8/7(土)
白ワインよりは少し枯れた色。
シェリーの香りの他に、フルーティさを感じる。
フィノの酸味と渋み。
酸味が強く、収斂性がある。

Bodegas Hidalgo(1792年創業), Manzanilla La Gitana, 15%
成城石井 日本橋店 37.5cl
2011/6/18
普通のフィノとの違いが良く分からない。ちょっと水っぽくさえ感じる。

Osborne (1772年創業) Cream Sherry
パロミノ・フィノ87%, ペドロ・ヒメネス13%
酒精 17%
750ml, やまや亀戸店 2020/5/25(月)購入 880円(税抜)
2020/5/25(月)
濃いめの褐色。
シェリーの黴の匂い。
甘みはあるが、くどくはない。
酸味もある。
ボディはライト。
強い蒸留酒までは飲みたくない時の就寝酒として悪くなさそう。
そしてこの価格。
750ml, やまや亀戸店 2020/9/4(金)購入 1000円(税抜)
なぜか値上がり。

Osborne Medium Sherry Golden
パロミノ・フィノ90%, ペドロ・ヒメネス10%
酒精 15%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2020/6/27(土)購入 880円(税抜)
2020/7/4
紹興酒とも共通の色。
すっきりした心地よい香り。
シェリー特有の黴臭さは弱く、一方で甘過ぎもせず、飲み易く仕上がっている。
ブレンダーの手腕が称えられるべきか。
度数の低さもあって、すいすい入ってしまう。

Osborne Medium Sherry
パロミノ・フィノ95%, ペドロ・ヒメネス5%
酒精 15%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2020/9/4(金)購入 800円(税抜)
2020/9/6
色は薄めの琥珀色。パロミノよりもペドロ・ヒメネスの方が色が濃いということか。
黴の香りが心地良い。
度数が低いせいか、味は薄めで、酸味が強い。
全体として白ワインの味に近い。
Finoを飲むのか、これを飲むのか、その分かれ道はどこか。

Osborne Manzanilla
パロミノ Palomino 100%
酒精 15%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2021/2/4(木)購入 1000円(税抜)
2021/2/17
フロールの香りがする。
色は白ワインの色。
酸味がかなり強い。
なんだか水っぽい。
製品のコンセプトが全く見えない。


ポート・ワイン

Colheita
Crusted
Quinta


ポート酒の評価

Sandeman Fine White

Croft Distinction

Cockburn's LBV '87収穫 '93瓶詰 20度 あつた 3600円
まずまず。違う。やたらと甘ったるい。べとつく甘さ。水割りにすると丁度いい。コバーン社のポートはもう買わない。

Dow's LBV '86収穫 '92瓶詰 20度 あつた
これは飲める。コバーン社のように甘くない。ジョンソンに書いてあるように、比較的辛口。
これでもやはり僕には甘過ぎる。結局僕はポート酒は好きになれないということなのだろうか?

Fonseca Guimaraens, '65,壜詰めは67年 21度 そごう千葉店 5980円
1996・12・25
4日位前にデカンタージュ。熟して全体に茶色味を帯びている。ポート特有の甘み。
私はこのポートの甘さがどうしても好きになれない。私はポートから完全撤退する。
1997・1・13
うまい。美味い。旨い。甘(うま)い。僕はポートの味わいに開眼してしまった。

Taylor's 20 years old Tawny Port, matured in wood, bottled in 1994, 20%,
1997・3  まるやま 6000円

Adriano Ramos Pinto 10 years, Quinta(Domaine) da Ervamoira at Muxagata,
matured in cask, bottled in 1996, 19.5%,
1997・3     蔵人 3280円

Maynard's(1652年創業)
Fine White Porto
酸化防止剤(亜硫酸塩)、酸味料、増粘安定剤(アカシア)
19.5%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2021/4/6(火)購入 1180円(税抜)
2021/4/8(木)
瓶内からすでにワインらしい香りが立ち昇ってくる。
SandemanのWhite Portoよりも色が薄い。Sherryかと思うくらい。
甘いがあっさりしている。
マデイラよりも薄く感じる。
たっぷりたっぷり、飽きるまで飲んでみたい酒。

Maynard's(1652年創業)
Fine Ruby Porto
19.5%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2021/2/4(木)購入 1180円(税抜)
2021/2/4
濃い赤、透明度が極めて低い。
生木の香りがする。
Tawnyより渋みが残る。
ポート酒はもっと重い酒質のものと思っていたが随分飲み易い。

Maynard's(1652年創業)
Fine Tawny Porto
19.5%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2021/2/4(木)購入 1180円(税抜)
2021/2/4
濃い赤、透明度が極めて低い。
香りはあまりしない。
甘いが甘過ぎない。飲める。
味に癖やくどさがなく、爽やかに飲める。

Sandeman(1790年創業)
Fine White Porto
品種 Malvasia Fina (マルヴァジーア・フィナ), Codega do Larinho (コデガ・ド・ラリーニョ), Viosinho (ヴィオジーニョ), Gouveio (ゴウヴェイオ)
19.5%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2021/2/21(日)購入 1380円(税抜)
2021/2/21
whiteと言いながらそれなりに濃い琥珀色。whiteとは白葡萄から作られているということ。
マデイラもおおよそ白葡萄から作られることもあり、マデイラに近い。
酸味がある。
マデイラよりも幾らか甘いか。しかしマデイラにも甘めのものはあるだろうから何とも言えない。
マデイラの方が味は濃いか。
これはこれで飲めるがマデイラの方が僕には好ましいか。
マデイラの方が香りが高貴なのではないか。

Sandeman(1790年創業)
Fine Ruby Porto
葡萄品種 : トウリガ・ナシオナル/トウリガ・フランカ/ティンタ・ロリス
19.5%
輸入業者 コルドンヴェール
750ml, やまや亀戸店 2023/11/9(木)購入 1680円(税抜)
2023/11/13(月)
甘めの香り。
深く透明度の低いワインレッド。
味は重くない。
oak樽の渋みが残っているか。
甘過ぎず飲み易い。


マデイラ酒

マデイラ島:1419年、ポルトガル人のジョアン・ゴンザルヴェス・サルコによって発見された。

I.V.M.= Instituto do Vinho da Madeira


マデイラの評価

Donaldson Reserve, Malmsey, 5 years old, 17.5度 3000円(あつた)
1994・4・3
今まで飲んでいたクラウン・バーベイトと殆ど同じ味。マルヴァジアが85%も入っているようには思えない。60%という古い規定?(ロビンソン)に今でも従っているのであろうか。→この規定は1993年1月から適用された。
セルシャルとマルムジの安物を買うなと、ジョンソンに書いてある。その理由は、この二種は、生育が悪いものだからと書いてあるが、ならばなぜこれらを安く売ることが出来るのか。理解に苦しむ。それらが安いからには製造の課程のどこかで手を抜いているということなのであろうか。

Donaldson Reserve, Sercial, 5 years old, 17.5度 3000円(あつた)
1994・5・12
確かに辛口。マルヴァジアとははっきりと異なる。糖分もないわけではないが、何かぴりっと来る味がある。僕にはセルシャルの方が好ましい。
これを飲むと、マデイラにはマデイラのはっきりとした印があるのが分かる。やはり何か燻されたような味がする。

Bual Veramar  Barbeito社 19度 3000円 大越
1994・9・25
クラウン・バーベイトとどう違うのかと言われるとやはり困る。マルムジと甘さ比べをしてみる必要がある。

Miles Special Reserve, Verdelho, 10年 20度 5000円 しまや
1995・2・12
上品な酸味と微かな甘味が見事にバランスをとっている。高級マデイラ。

Welsh Brothers, Medium Dry, 17.5度,  約2200円 吉川の元家具屋
1996・11・9
僕は初めておいしくないマデイラを飲んだ。変な味。水っぽい。粗悪品。

Blandy's, Pale Dry Sercial, 5年 17.5%, 3150円 まるやま
1997・3・4
店晒し品。これは健康だった。Emilio Lustau Vendimia Creamの卵っぽい味にちょっと似た、こってりした感じがする。

Blandy's, Rainwater Medium Dry, aged to maturity in oak casks, 17.5%,
1997・3   まるやま 2520円

Blandy's, Duke of Clarence, Rich Madeira, 17.5%,  まるやま 2520円
1997・3

2002/03/14
Justino's Madeira Terrantez種 Old Reserve Always花島 7980円

East India Madeira Fine Rich 19度
Vinhos Justino Henriques, Filhos(1870年創業)
亀戸六丁目明治通り沿い常楽商店 1450円くらい
2011/8/6
随分久しぶりにマデイラを買った。特別なものではないが、マデイラ好きな私としては十分満足。

East India Madeira Fine Rich
19度
produced and bottled by Justino's Madeira Wines (Sta Cruz)
輸入業者 サントリー
750ml, やまや亀戸店 2020/6/27(土)購入 1380円(税抜)
2020/6/28
9年毎にJustinoに当たっている。
コーヒーゼリーのような濃い色。
濃厚な甘い香り。
マデイラ特有の強い酸味のある薄っすら甘い味。
やはりマデイラは美味しい。

Barbeito, Madeira, Medium Dry
酸化防止剤(亜硫酸塩)、着色料(カラメル色素)
19度
2018/5/26購入 やまや銀座店 750ml 税込 3218円
2018/5/28
自分の好みからすると少し甘過ぎる。

Cruz社(創業1870年) Madere
マデイラ島で瓶詰め
17度
2019/9/30 やまや亀戸店 750ml 1382円(税込)
2019/10/21
コーヒーゼリーのような色。
くすんだ匂い。
甘みは弱く、酸味とのバランスがよく取れている。
コクはそれほどないが、マデイラらしい美味しさは出ている。
コストパフォーマンスは高いのではないか。

H.M.Borges ボルジェス(創業1877年) Madeira dry
Produced and bottled by H.M.Borges(Funchal Madeira)
18度
輸入業者 コルドンヴェール(神田錦町)
2020/12/1 やまや亀戸店 750ml 1300円(税抜)
2020/12/1
色は少しくすんだ感じ。
ブランデーを思わす香りの良さ。
すっきりした酸味で美味しい。
梅酒に似た味。


Vin Doux Naturel

Muscat de Beaumes-de-Venise, 《Muscat des Papes》 15度 サリ2600円
Vignerons de Beaumes de Venise S.C.A. Vaucluse
きれいな琥珀色。粘着性が非常に高く、素晴らしい芳香。うっとりとするような甘美なお酒。これだけで最上のデザ−トになりうるが、特に甘いメロンとの相性は抜群(この果物に注いで食べるのも美味)。

Muscat de Rivesaltes, La Tuilerie, Chantal Comte社, 15度 池袋東武2000円
ボーム・ド・ヴニーズよりあっさりしている。これはこれでおいしい。人によってはこちらを好む人もいるだろう。

Maury, Mas Amiel, '83, 17度 Grenache種 しまや 3000円
色は煉瓦色で、などとくだくだしく書くまでもなく、これはポートそっくりと書いてしまえばいい。そしてこれはポートほど甘ったるくない。僕はポートなんか要らないからこればっかりあればいい。値段も安いし。高級なポートのうちのどれかに、これに何か付け加えるほどの何かを持ったものが在りはするのであろうか?

Muscat de St.Jean-de-Minervois, Les Vignerons de Septimanie (Narbonne), 15%,  やまや ハーフ・ボトル980円

Muscat de Rivesaltes, Aphrodis, 15%,  まるやま 2600円
1997・3・26
店晒し品。品質が劣化していると思われる。飲むと胸が悪くなる感じ。


VDL「ヴァン・ド・リキュール(Vins de liqueur )」

F.Gacon, Cuvee Privilege, Pineau des Charentes, 17%
F.Gacon sarl, 17160 Les Touches de Perigny
輸入者:ゴーストジャパン
2014/5/8 文京区本郷のぶどう畑にて購入。750ml 2100円。
甘いので冷やして飲むとよい。
特別な感銘はない。
ピノ・デ・シャラントを初めて飲んだ時のような感動はもはや感じない。
2024/1/17(水)
十年後の再テイスティング。
紅茶色。
澱(おり)が出てしまっている。
香りは良い。
味も変わっていない。
爽やかで上品な酸味。
甘味も強過ぎず程好い。

F.Gacon, Cuvee Privilege, Pineau des Charentes, 17%
F.Gacon sarl, 17160 Les Touches de Perigny
ゴーストジャパン
2014/5/8 文京区本郷のぶどう畑にて購入。2100円。
これはロゼである。飲むと赤ワインの味がする。
ピノ・デ・シャラントに赤があるとは知らなかった。
葡萄の品種がどうなっているのかなど、よく分からない。

Jules Gautret(1847年創業), Pineau des Charentes, blanc
17%
輸入者 コルドンヴェール
購入 2023/11/9(木) やまや亀戸店 750ml 1680円(税抜) 
同じ会社のブランデーを以前購入している。
2023/11/27(月)
紅茶に近い色だが、濁りがある。
梅酒に似ている。強い酸味がある。
甘味は当然あるが、酸味とのバランスが良い。
素晴らしく美味な飲み物。
添加された蒸留酒からのインパクトがゆっくりと感じられてくる。


イタリアの酒精強化ワイン
Aleatico di Gradoli
Aleatico di Puglia
Caluso Passito
Malvasia delle Lipari
Manduria
Mantonico
Marsala
Monica di Cagliari
Moscato
Nasco di Cagliari
Vernaccia di Oristano


イタリアの酒精強化ワインの評価

マルサラの評価

Vecchio Florio(1833年創業)
Marsala Superiore Secco(Denominazione di Origine Protetta)
2012年(何の年号か不明)
18度
「GrilloとCatarrattoの葡萄から作られ、オーク樽で30ヶ月間熟成」
輸入業者 モンテ物産
2021/6/11(金)購入 やまや亀戸店 750ml 1900円(税抜)
2021/6/26(土)
薄めの琥珀色。
香りはあまりしない。
舌触りは滑らかだが、やはりTosoと同じようにマデイラにはない、癖のある、何かを混ぜ入れたような味がする。
もっとも酒を飲む楽しみを台無しにするほどのものでもないが。

Toso, DOC Marsala, FINE I.P., Ambra, Semisecco
シチリア島西部の葡萄から造られている。
17度
輸入業者 コルドンヴェール(神田錦町)
2021/6/3(木)購入 やまや亀戸店 1000ml 1180円(税抜)
2021/6/3(木)
色はマデイラよりも濃いのではないか。
香りはあまりしない。
マデイラよりも甘みが少ないか。
マデイラに何かの成分が入れられているような味。
飲むのに悪くはないが。

Vino Marsala Superiore Ambra Secco, '91, Cantine Florio, Vecchioflorio, 18%,
やまや 1280円
燻香。アモンテイリャードに近い風味。口当たりが良く、辛口なのに甘さを感じさせる。おいしい。料理にも使えそう。

Marsala Fine, ambra semisecco, Diego Rallo & Figli,  まるやま 無料
1997・3・26
古くて悪くなっているかもしれないからと只で貰ったのだが、多少の濁りの他は、とくに問題はない。味としてはマデイラに近い?


清水真哉の酒

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