焼 酎

◎○△▽×


黒糖

@原則として米を原料とした黒麹を使用。白麹も使っている。

鹿児島県大島郡宇検村湯湾・奄美大島開運酒造・六調
製造所 : 奄美市名瀬小浜町
黒糖(国内製造)、米麹(タイ産米)
常圧蒸溜・甕仕込み
30度
「奄美の祝宴には、奄美地方だけに製造が認められている黒糖焼酎と、祝宴の終わりを飾る行事として三味線(さんしん)や太鼓(ちぢん)に合わせて六調を踊るという文化があります。 「あまみ六調」は、奄美の文化が後世に伝わることに願いを込めた名称です。」
頂き物 900ml
2023/1/8(日)
芋焼酎かと思うような良い香りがする。
無色透明。
まろやかな味。
十分に熟成されているのか、アルコール辛さは無い。
美味しいと言える。上出来ではないか。
ラム酒とは違うので、やはり米麹から来るものが大きいということか。

鹿児島県大島郡宇検村・奄美大島開運酒造・lentoれんと
黒糖、米麹(タイ産米)
25度
2021年11月 頂き物 720ml
2021/11/28(日)
無色透明。
薄っすらと本格焼酎の香り、爽やかな酸味のある匂いを感じる。
焼酎の味がする。これが黒糖焼酎の味なのかどうかは自分には経験が乏しいので分からない。
アルコール辛さはなく飲み易い。

鹿児島県名瀬市・西平酒造・加那 40度 ×
香りと味に微かに甘味あり。だが何か少し不快な味を感じさせるものがある。それと熟成が足りない。

奄美 30度 香りがある。 一升杉浦 ◎

重千代 30度 香りがない。 ×

・奄美の黒糖焼酎はまだたかだか第二次世界大戦後からの歴史しか持たない酒である。


長野県南佐久郡臼田町橘倉商店・峠・ 25度 米麹(20%)、蕎(80%) △
辛めの味。いかんせん薄すぎる。

長野県南佐久郡臼田町橘倉商店・峠・クリスタルオールド
米麹(20%)、蕎(80%)、樫樽貯蔵 ▽
40度
入手時期・経路不明 四合瓶
辛い。熟成が全然足りない。
2019/12/6
薄い麦藁色。
芳香は殆ど無い。
やはりアルコール辛い。
蕎もへったくれもない。蒸留酒として全然駄目。

宮崎県西臼杵郡・雲海 △
麦麹、主原料は米
25度

宮崎県西臼杵郡高千穂町・刈干 △
麦麹・米麹、主原料は麦
25度
刈干、並みレベルの焼酎の典型的な味。焼酎特有のぴりっと来る辛味。度数が少ないせいでの水っぽさ。芳香にも乏しい。

十割(とわり)・宝酒造(京都市伏見区)  ○
そば、そば麹(そば全量)
25%
宮崎の黒壁蔵にて貯蔵・熟成
2004/12/上旬 物理のM氏より頂く。
原料に由来する旨み・甘みがあっておいしい。多少アルコールの辛さが残っている。

二八そば焼酎・常陸秋そば
販売元:株式会社鈴喜(東京都江戸川区)
製造者:明利酒類株式会社(茨城県水戸市)
原材料:常陸秋そば100%使用(国産100%、茨城県常陸太田市金砂郷産)、米麹(国産)
25度
2024/2/24(土) 江東区千田そば処きのしたでの飲み残し。500ml
2024/2/25(日)
当然、無色透明。
微かに香りがする。
ただ、自分はそもそも蕎麦の香りとはどのようなものなのかはっきりとは知らない。
口に含むと芋焼酎とは明らかに違うものを感じる。
アルコール辛さがある。
蕎麦焼酎として上出来とは言えないのではないか。


胡麻

福岡県浮羽郡田主丸町・紅乙女 25度 米麹、麦、胡麻(10〜20%)ひどく辛い ▽


宮崎県西臼杵郡高千穂町・神楽酒造・天照 25度 米麹、麦、栗(20〜30%) ○
香りは大変よい、中国の白酒を思わせる。25度だが薄さを感じさせず滑らか。ただ、飲むとぴりっと来る。熟成が足りない。水っぽくなく、質感がある。だが本当に香りがいい?なぜか甘味を感じる。


甲類焼酎

イオントップバリュ焼酎甲類
メルシャン株式会社藤沢工場
サトウキビ糖蜜。25度
4リットル入りペットボトル
2020/9/4 やまや亀戸店  税抜 1598円
2020//

山形県酒田市・株式会社金龍
郷土の焼酎 New 爽 さわやかきんりゅう
原材料 : とうもろこし、さとうきび糖蜜
原料原産地名 : 国内製造(とうもろこしアルコール)
25度
2022年10月24日 頂き物 720ml
2022/11/1(火)
無色透明。
やはり甲類焼酎の香りがする。
味もそう。
アルコール辛さがある。
糖蜜を使わず、とうもろこしアルコールだけだったらどんな味なのであろうか。
商品コンセプトが中途半端なのではないか。

群馬県高崎市・美峰酒類株式会社・司 ソフトツカサ
サトウキビ糖蜜。25度
4リットル入りペットボトル
2018/5/18 やまや亀戸店  税込 1782円
2018/5/18
無色透明。
口につけた瞬間、水っぽさを感じた。
甘みがある。
アルコール辛さが多少ある。

京都府伏見区・宝酒造・宝焼酎
サトウキビ糖蜜、大麦、トウモロコシ。25度
4リットル入りペットボトル
2018/3/26 やまや亀戸店 2138円
2018/3/26
無色透明。
香りがするのは原料由来のものか。
甘みがある。
アルコール辛さはあまりない。
なかなか飲める味である。
質感に厚みはない。

SUN燦・協和醗酵 25度 結構こくがあっておいしい。


甲類焼酎と、いわゆるホワイトリカーの境目はどこにあるのか。
ホワイトリカー:果実酒用焼酎の呼称
酒税法では甲類をホワイトリカー@、乙類をホワイトリカーAとしている。

焼酎のアイデンティティは、麹の使用をおいて他はない。麹を使用していないホワイトリカーに焼酎を名乗らせることは出来ない。

イオン交換樹脂による精製とは何か?

僕は今だに本当にこくのある本格焼酎に出会ったことがない。ロシアのウォッカや、ロンリコ社のラムが持っているあのこくを持った焼酎を飲んだことがない。ちなみにロンリコ社のラムは連続式蒸留器で作られたものである。

焼酎は水で薄め過ぎではないか?25度の酒ははっきり言って水っぽい。僕はこれからもう35度以上の焼酎しか飲まないことにしようかと思う。

度数の高い焼酎の辛味、刺激味を和らげるためには熟成は不可欠ではないか。今までに飲んだ焼酎で旨かったものはやはり十年ものが多い。

国税庁は平成七年地理的表示を制定し、琉球泡盛、球磨焼酎、壱岐焼酎の三地域を産地指定した。


日本の焼酎の世界は二つの大きな間違いを犯している。

一つは普通に販売されている焼酎のアルコール度数が低過ぎることである。25度が主流である現状は明らかにおかしい。水で薄められた状態で販売されているということは、蒸留技術の低さを誤魔化すことが可能になっているということである。はっきり言ってとんでもない低レベルのアルコールが焼酎と称して売られていることがある。私は原則として自分が買う焼酎は35度を最低限度としている。しかし、これでは優れた芋焼酎を買えなくなってしまうので、例外を設けてはいるが、芋焼酎も本来私はもっと濃い味で飲みたいのである。

二つ目の大きな間違いは、酒粕焼酎にそれに相応しい評価を与えていないことである。その原因は今の日本人が、臭いの薄い、言い換えると本来の焼酎の味わいに乏しいものの方をむしろ好むという悲しむべき現状にある。酒粕焼酎とは、まさに日本の酒、日本の醸造酒、日本酒の絞り粕から作った蒸留酒である。

清酒の酒粕焼酎が冷遇されている一方で、ヨーロッパ文化圏の代表的な酒、葡萄酒から作られた酒粕焼酎である、フランスのマールやフィーヌ、イタリアのグラッパ(日本では全くといっていいほど知られていないが、ドイツにもトレスターという酒粕焼酎がある)などが日本のグルメの世界で有難がられ始めているというのは、歪んだ話である。明治以来の日本人の悪性、ヨーロッパコンプレックスのゆえに、自分の中の本当に良きものを正当に評価できないという悲しき性がここでも出たかと思う。


焼酎の評価

福岡県東峰村小石原
2008年7月 発明家で塾の先生をしている人が自分で蒸留したものを頂戴する。
米麹。
二回蒸留???
原料、度数についての記録がない。
2019/8/7
度数はかなり高いと思われる。
にも関わらすアルコール辛さを感じないので、蒸留技術はしっかりしているのではないか。
原料は芋でも麦でもないと思う。米か。


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