酒粕焼酎


酒粕焼酎の評価

◎○△▽×


秋田県湯沢市・Black Stone ・秋田県醗酵工業 41度 減圧 四合1457円 ▽
芳香は殆どなし。味は本物の酒粕焼酎のものであるが、いかんせん熟成が足りない。蒸留器から出たてといった感じの粗っぽさ。

山形県最上郡大蔵村清水(創業1593年)・小屋酒造・きらら
原材料:清酒粕・米・米麹
25度
四合瓶 頂き物
2022/7/30(土)
無色透明。
甘味がある。
旨味さえある。
しかしアルコール辛さが残っている。

栃木県那須郡湯津上村・天鷹酒造・天鷹乙
五年貯蔵
43度
普通の米焼酎に近い香り ▽

千葉県香取市佐原・馬場本店・でぼけ
原材料:吟醸清酒粕・最上白味醂粕
減圧蒸留・壺熟成
25度
「佐原では昔から旅に出る時や、祭礼で山車が出発する時など、安全を祈り皆で酒を一気に飲みほし、清め、元気をつけて出て行きます。このことを「でぼけ(出祝)」といい「でぼかえ」ともいいます。又、帰り着いたときは無事を感謝し「いりぼけ」と称し、酒を飲みます。
入手時期(香取市がまだ佐原市だった頃)・入手経路不明(酒造で買ったのだと思う) 720ml
2019/10/25
無色透明。
香りが立ち上る。
日本酒の味に近い。
これがきっと酒粕焼酎の正統的な味なのではないか。
アルコール辛さはない。
すっと喉を通り、大変飲み易い。
それほど甘みはないが、旨味を感じる。

新潟県新潟市・石本酒造株式会社・越乃寒梅・古酒・乙焼酎
原材料:自社の清酒粕、米
酒精40度
2008年10月31日製造
貰い物だと思うが入手経路不明。
2016/9/22
透明。
流れ脚はある。
微かにアルコールの香りがするだけ。
僅かに甘みがある他は、こなれていないアルコール辛さが強い。
あまり褒められた製品ではない。

新潟奥南魚沼市・八海醸造株式会社・宜有千萬「よろしく千萬あるべし」(限りなく多くの福が得られるようにと願う言葉)
本格米焼酎・黄麹三段仕込
原材料:米、米麹、清酒粕
25度
2022年12月製造
2023年6月30日 南魚沼市ふるさと納税返礼品 一升瓶
2023/11/1(水)
酒粕はどの程度使っているのか不明。
無色透明。
酒粕の臭いは弱い。
だが味にも酒粕の感じはある。
アルコール辛さが強い。
焼酎としてあまり上質ではないように感じられる。

長野県諏訪市・宮坂醸造・澄(Sumi)
原材料:真澄の酒粕
25度
2008/9/16
上諏訪温泉のホテル「鷺の湯」で飲んだもののボトル持ち帰り。
非常に甘美な香りが豊潤に掬い取られていて、焼酎として大変楽しめるものとなっている。
ただもう少しアルコールの辛味を抑えられれば、より完成されるのであるが。
舌触りにもラム酒に近い滑らかさがある。
2019/10/23
甘みもあり美味い。
食べながら飲むのによい。
これだけ美味ければ、外国のウォッカやジンを買って飲む必要もなく思われる。

兵庫県神戸市東灘区・菊正宗酒造株式会社・七年貯蔵
原材料:清酒粕
35度
500ml 入手時期・経路不明
2019/8/25
極く薄く日本酒に似た色がある。
わずかに香りがある。
度数が高いせいかアルコール感が強い。
極く弱くだが旨味が感じられる。
2021/3/9
先日夜、うまい、うまい、と言いながら飲んでいた。
しかし今テイスティングし直してみても、一年半前の記述と少しも変わりはない。
食べ物と併せて飲んでいた時は、旨味の部分を強く感じていたのであろう。

兵庫県神戸市東灘区・菊正宗・七年貯蔵・その内二割は樫樽貯蔵 ◎
25度
日本酒の香りを持った焼酎。

製造所 : 福岡県筑後市・西吉田酒造株式会社・雪男
販売者・原料酒粕供給元 : 新潟奥南魚沼市・青木酒造株式会社
原材料:酒粕(新潟県産酒造好適米「越淡麗」を100%使用した吟醸酒の酒粕)
そもそも「雪男」は青木酒造の清酒の銘柄である。
25度
2023年6月30日 南魚沼市ふるさと納税返礼品 一升瓶
2023/7/5(水)
無色透明。
酒粕焼酎の香りがする。
酒粕の味がする気がする。
アルコール辛さがない。新潟の蔵元からわざわざ頼まれるだけの技術力があるということか。

福岡県山門郡瀬高町大字下庄1308・大坪酒造合資会社
剛の者、純酒粕製焼酎、古式蒸留(木製蒸篭使用)手造り五年超貯蔵限定品
原材料:酒粕
25度
インターネット取り寄せ
2002/04/01
「強烈な味と香り、貴殿はのめますか。」
おいしい焼酎は当然、味と特に香りを持っている。だからこのようなキャッチフレーズの焼酎を造ったのであろうが、しかし強烈な味と香りを持った焼酎が必ずしも美味い焼酎と決まったわけではないのである。これは本当の日本酒好きは辛口好みと言われて、ただ日本酒度を上げただけの日本酒が美味しいわけではないのと同じである。

大分県日田市・粕取三隈・クンチョウ酒造
酒粕ならではの強烈な臭い ○

大分県玖珠郡九重町・八鹿(ヤツシカ)酒造・きじ車 1982年醸造1995年瓶詰 △
35度
うまみたっぷりで、酒粕焼酎の潜在力を感じさせてくれる。だが熟成の技術は今一つのようで、アルコールの刺激が熟れ切っていない。


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