千葉県のお酒


香取市・東薫酒造株式会社(創業文政八年1825年)・純米吟醸・卯兵衛(うへえ)
千葉県産特別契約栽培米「総の舞」100%・精米歩合55%・酒精15度
2021年8月製造
2022/3/20 頂き物
2022/3/27(日)
薄っすらと枯れ藁の色がかっている。
酒の香り。
旨味はある。
渋みもある。
吟醸ぽくはない。
瓶詰めから半年が過ぎ、少しひね始めているのであろうか。
古酒の風味が出始めている。

佐原市・東薫酒造・純米吟醸・卯兵衛の酒・及川恒男(南部杜氏)2800円 洋一宅で
地元産低農薬米使用
すっきりして「水」を感じさせる。吟醸香はなし。雑味なし。酸も甘味も目立たず、旨味は程々。秀れた酒であると思うが、無難に作られていて、いまひとつ感銘に欠ける。

佐原市・馬場本店・極寒仕込み・純米吟醸・雪山 2200円 直接注文
香りはあるが特に特色のある香りではない。焼酎に近いような辛味を感じる。これは褒め言葉として言っているのである。同時に微かな甘味もある。これは米の甘味である。秀れた酒である。なのに◎を付けないのは何故であろうか。いま一段の洗練があれば。

香取郡神崎町・鍋店・坂東太郎 サリ

香取郡神崎町・寺田本家・自然酒・五人娘・生酉元・無濾過
精米70%・酒精15度以上16度未満・酵母無添加???
2015年9月製造
一升瓶・購入先不明
2017/8/28
山廃などよりも少し濃い色がつき始めている。
生酉元・無濾過だからか、それとも製造から二年経っているせいか分からない。
匂いは古酒のものとなり始めている。
うっすら甘みがある。
なぜか少し水っぽい。購入後の管理の問題か。

香取郡神崎町・寺田本家・五人娘・山廃純米・生 船橋東武 300ml 500円
純米だから嫌な味はない。山廃だから旨味もある。でもそれ以上特に何かというと、別に何もない。悪くはないといったところ。

香取郡神崎町神崎本宿・寺田本家(延宝年間(1673〜81)創業)・香取・純米自然酒80
生酉元(きもと)・無農薬米減農薬米・精米80%・酒精15度以上16度未満
2010/11/8 やまや亀戸店 1930円
生酉元で2000円を切る低価格。
生酉元ならではの味の濃さ。酸がよく出ている。色も麦藁色。味が多少濃すぎると感じるくらい。

銚子市・飯田酒造場(飯田耕一郎)・徳明・純米の酒・酒精15度以上16度未満・日本酒度−8・酸度1.8
麹米・長野産美山錦 100%・精米歩合60%
酒母米・広島産八反錦 100%・精米歩合60%
掛米・岡山産あけぼの 50%・精米歩合70%
掛米・長野産美山錦 50%・精米歩合70%
2010/7/30
春頃、家族がお土産として買ってきた四号壜。
開封してあったものを今頃飲んだら、熟成が進んでいて、山廃か何かのように、味わいの深い酒になっていた。これは素晴らしい。

山武郡松尾町・寒菊銘醸・幻乃花・純米原酒・17〜18度
2003/01/12 高橋かねもと酒店 2380円(税抜き)
原酒なのでやはりアルコール感はきつく、味は重い。
味はバランスがとれているというか、出っ張りがないというか、甘くも酸っぱくもない。旨みは十分出ている。飲み続け易いかも知れない。

夷隅郡御宿町・岩瀬酒造・岩の井・山廃
大林(吉川) 2500円
こんな甘口の酒に「辛口純米」などと書いてある。甘口好きの酒飲みは旨いと言うかもしれないが、僕には論外。

夷隅郡御宿町・岩瀬酒造・岩の井・山廃原酒・17〜18度 2800円 稲毛海岸ジャスコ
2002/11/22
山廃でかつ原酒というのは初めて見たと思う。
酸がしっかりあり、匂い、味ともずっしりと安定しているが、それ以上の喜びを与えるものがさっぱりない。じっくり永く飲み込んでいくにはいいのかも知れないが、面白みはやはり無かろう。

鴨川市・亀田酒造・壽萬亀・純米
15〜16度、原料米:あけぼの、精米60%、日本酒度+2、酸度1.2、酵母七号系
高橋かねもと酒店(谷津) 2136円
2002/09/12
味の強い酒。このことを松崎晴雄『Taste of 1212日本酒ガイドブック』では「五味の混じり合った純米酒にありがちな重い熟成感がある」と表現しているのであろう。ただ「後口にも甘味が尾を引く」といったことはない。

勝浦市・東灘酒造株式会社・鰹正宗
原料米:ふさこがね(千葉の食米)100%・精米歩合70%・酵母 K-701
日本酒度+13、酒精14度
製造年月2022年11月
2022/12/17(土)大寿司での飲み残し。四合瓶
2023/1/1(日)
香りは強くない。
色は極く極く薄くある。
口の中全面に酸が広がる。
酸が強い。
甘味は殆ど無い。
雑味の少ない済んだ味の酒。


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