東京のラーメン屋探訪記2013年

2013/1/23
東京タンメン トナリ 浅草橋店
タンギョウ(タンメン+餃子)880円
野菜が「炒炒」なる機械で炒めてある。
茹で野菜でなく、炒めてあるところが効いている。
札幌味噌ラーメンに通じる。
麺は浅草開化楼、これがまた良い。
ただ麺の量は足りなく感じた。
次来る時はタンギョウではなく、タンメンの大盛りにしたい。

2013/1/25
小石川一丁目・本枯中華そば魚雷
本枯中華そば 700円
場所柄か、店内、カフェのような上品さ。
三つ選べるトッピングは、炭火焼豚、鶏チャーシュー、姫たけのこを選んだ。
鶏チャーシューは軟らかく味が滲みていた。
他にほうれん草。
北海道麦「春よ恋」を使った麺。おそらく自家製麺。
ソーメンのように細く、白いが、噛み応えもあり悪くない。
東京醤油風のスープも上品で良い。

2013/3/13
住吉・麺や 璃宮
ラーメン(200g) 650円
スープと麺(浅草開化楼)の絡みがいまひとつ。

2013/3/18(月)
神保町・覆麺 智
覆麺(200g) 780円
小口葱、茹でモヤシ、メンマ。
ニンニクチップ?
半熟玉子、丸ごと一個。
鳥皮。
チャーシュー二枚、スープの中で自然に解けている。
極細縮れ緬。カン水の黄色が強い。この麺が不思議に粘りがあって旨い。
各種の具が見事に融合する傑作ラーメン。
しかしこの融合の中心にあるのはあくまでも麺。
テーブルの上に卸し生姜が乗っているというのが斬新で、かつ嵌まっているのがすごい。
月水金は醤油ラーメン。火は塩。木は醤油の鳥などと曜日ごとの構成になっているとのこと。

2013/4/11
御茶ノ水・三田製麺所
つけ麺 並200gでも中300gでも大400gでも700円で大を選ぶ。
熱盛りで。
自家製極太麺。自家製麺らしい食感の麺だが、特に美味くはない。
しかし、漬け汁(濃厚豚骨魚介スープ)は麺への絡みが非常に良い。
ここの課題は製麺所という屋号にも関わらず麺にある。

2013/4/17
小川町一丁目・井関屋
中華そば 680円
海苔一枚。
小口葱、生な感じが強い。
チャーシュー二枚、脂分、味が濃い。
メンマ、かなり濃い色、硬い。素朴な味。
細縮れ麺。硬め。三河屋製麺。
全般に塩味が濃い。
古い東京ラーメンとして深め切っているとも言えない。
冴えない。
他に客は一人しかいなかった。
2007年に行ったことのある近所の、めん徳二代目つじ田 神田御茶ノ水店に多人数の行列が出来ていたのとあまりにも対照的であった。

2013/4/18
自家製麺 伊藤 浅草店
中華そば600円はトッピングが葱だけというので肉そば750円にした。
小口葱。
極細ストレート麺。
ソーメンのような食感だが、コシは非常に強い。特に美味しくもない。
スープの量が少ない。
煮干の苦味を感じる。
特徴のあるラーメンではあるが、また食べたくなるようなものでもない。

2013/4/26
半蔵門平河町・ソラノイロ
中華そば 750円
海苔、大一枚。
浅葱、長葱。
メンマ、驚くほど軟らかい。
チャーシュー、これもかなり軟らかい、脂身も多くある部位。
葱などを揚げた香り油を使っているとのこと、その香りがする。
細ストレート麺、食感は日本蕎麦に近いが、それよりずっともちっとしている。
この麺だが、美味しいとも思えない。
渡辺製麺。
スープも蕎麦つゆに近い味。

2013/5/9
淡路町二丁目・潮(うしお)
白・鶏白湯そば 840円 150g→無料で200g
揚げ葱。
ブロッコリー。
アスパラ・ベーコン巻。バターの香りはこのアスパラ巻からか。
青海苔ではなくあおさ?
ポーチド・エッグ。
細ストレート麺は硬いが、長めに茹でた感じ。何かスープパスタを食べているかのような錯覚に陥る。
スープの色で黄色が強いのはなぜ?
洋風ラーメンとのことだが少し凝り過ぎか。
しかし、黒も一応食べに来るであろう。

2013/5/13
上野六丁目・油そば椿
油そば250g 750円
スープ付き、とは言っても中華料理屋のチャーハンに付いている程度の物。
メンマ。海苔。胡麻粒。魚粉。
半熟卵の半割り二個。
水菜の刻み。
刻みチャーシュー。
味噌。
鯖ダレ。
柚子皮。
透明感のある極太ストレート麺。
良く混ぜて食べるとねっとりとして美味。
自分は油そばというジャンルが漬け麺よりも好きだ。

2013/5/29
浅草橋一丁目・つけ麺 素家(そや)
つけ麺 750円
無料の大盛り(300g)を頼む(並200g)。
中太麺。喉越しが良い。
油そばに続いてつけ麺も合格。
次は中華そばを行く。

2013/6/3
浅草橋一丁目・つけ麺 素家(そや)
中華そば 650円
無料の大盛り(210g)を頼む(並140g)。
ナルト。海苔一枚。小口葱。
冷たくて、ちょっと甘くて、そして硬い。
ワカメ、ラーメンにマッチしていない。
チャーシュー、縦に細長く切ってあるのが三本。
小海老、蝦の香りが立ち昇る。
カンスイ色の中細、ちょっと縮れ。古い中華そばの麺だが悪くない。
スープにはとろみがある。
つけ麺屋の中華そばとしては水準を保っている。

2013/6/6
外神田三丁目・らーめん影武者
らーめん 680円
二郎風の店だが、二郎よりもメニュー構成が複雑。
野菜増し、ニンニク入りで注文。
キャベツ。
モヤシ、いささか茹で過ぎ。
ニンニク。
麺量250g。極太ストレート麺。麺に膨らみがない。二郎系で麺が良くないのは痛い。
チャーシューというよりは肉塊。しかし味が染みていない。
スープの味のピントが合っていない。
テーブルの上にスープのタレが置いてあり「お好きな辛さに」だと。
自分の味に自信が無いことの現れである。
これでは二郎の影武者とは言えない。

2013/6/12
ひのとり東京御茶ノ水店
博多鶏炊き濃厚らーめん 750円
水菜。浅葱。麩。海苔一枚。
チャーシュー一枚、粉々に崩れていく感じ。
ザク切りキャベツ。
中細縮れ麺。インスタントラーメンの麺のように縮れている。
スープの絡みが良く、悪くない。
スープは博多の名物、鶏の水炊きをラーメンのスープに応用したもので、立派の一語。本物。
いわゆる豚骨系の博多ラーメンとは別物なのに、高菜を置いたり、替え玉制を入れたりして独自性を曖昧にしてしまうのは損ではないか。

2013/6/15
錦糸二丁目・一途(いちず)
ラーメン大盛り 800円
昼だからかライス(並or半分)がサービス。
麺の硬さ、背脂の量、一味の量、味の濃さが選べる。全部普通にした。
メンマ。
小口葱多量、緑の部分が多い。
チャーシュー二枚。
背脂がたくさん浮いている。
中細ストレート麺と書いてあるが、細ストレート。少し茹で過ぎか。
「鶏がらベースの白湯スープ」「濃い目の醤油ダレ」
「上層背脂、中層鶏がら醤油スープ、下層一味」
スープは悪くないかも知れない。
しかし如何せん麺を茹で過ぎているダメージが大きい。

2013/6/18
両国四丁目・胡坐
中華そば並 680円
(大は780円。つけ麺は並でも大でも特でも780円。油そばは並600円、大700円。)
貝ワレ少し。小口葱。
ナルト。海苔一枚。チャーシュー小3枚。
メンマ、少し甘くて嫌な味、これはかなり印象悪い。
中細ストレート麺、味は付いている。
スープはしっかり取れている。
まずまずの味の古い東京醤油。
つけ麺も食べてみたい気はするが、特を頼んでしまうだろうから空腹の機会を見付けられるか。

2013/6/19
淡路町二丁目・潮(うしお)
黒・にほんいち醤油そば 840円 150g→無料で200g
にほんいち醤油とは岡直三郎商店の製品名。
チャーシュー、ホエー豚のロース肉。これは旨い。
合鴨のスモーク、脂が濃く、洋風の味を醸し出している。
ミョウガ、三つ葉、大葉、これらの香味野菜も効いている。
半玉子×2。
極細ストレート麺、コシが強い。細さが繊細さを感じさせる。噛み応え、粘りがある。
出汁は北海道産真折産昆布と七種類の魚の干物。
醤油の味を堂々と前面に出している感じ。
値段も味も高級路線。

2013/7/2
外神田三丁目・天想伝 楽(Gaku)
油そば 600円(並200gでも中300gでも。中を頼む。)
(らーめん680円 並150g 中200g。つけ麺750円 並200g 中300g)
メンマ、葱。
チャーシュー(牛肉???)。
鶏チャーシュー。
油というよりスープが絡められている感じがする。
麺も悪くない。
麺が残り三分の一になったら「追っかけ」というスープを注いでくれる。葱も足してくれる。
これはサービスのし過ぎではないか。
鶏と魚介のスープは本当に濃厚。濃厚過ぎるほど。

2013/7/4
両国ガード下・両国大和家(家系)
醤油ラーメン大 750円(並は650円)
型崩れ味玉子50円
麺、味、脂、全て普通で頼む。
海苔大三枚。
チャーシュー一枚。
鶉卵一個。
ホーレン草。
低加水率、中太ストレート麺。麺はスープを良く吸っている。麺は硬く重い。
スープの味ではなく、塩味が強過ぎる。
洗練された味とは言い難い。チェーン店レベル。

2013/7/7
錦糸町・佐市
醤油拉麺 880円 昼はライス無料
刻み海苔というのが珍しい。
小口葱。
チャーシュー。
貝割れ。
糸唐辛子。
中太麺。
スープには牡蠣の味がする。
バターの味もする。
高価格のラーメンだから材料に贅沢できるのだろうが、ちょっと味がくどい。

2013/7/7
錦糸町・佐市
期間限定拉麺 880円
拉麺とあるがつけ麺。
刻み海苔。
小口葱。
チャーシュー。
貝割れ。
糸唐辛子。
トマト。
レモン。
中太麺、硬茹で。
漬け汁はトマトと蟹で作ってある。
汁の中に蟹がたっぷり入った贅沢さ。
しかしただそれだけ。

2013/7/9
神田佐久間町一丁目・麺処マゼル(MAZERU)
塩 300g 800円
トッピング無料、野菜とニンニクを注文。
二回目。今回は醤油でなく塩にした。
また今回は200gでなく300gにしたが、多少量が多かった。
混ぜそばであるので、醤油と塩の違いは汁そば程は感じない。
塩も醤油同様にいける。

2013/7/10
両国・らーめん まる玉
らーめん 650円
八年半ぶりに来た。
細麺、硬い。
細麺で替え玉があるのは、基本、博多ラーメンの流れなのだろうか。
白濁鶏スープも博多に根がある訳だし。
味は昔のままのように思うが、どこかぱっとせず、夜7:20頃だが、他に客もいない。
いつの間にか多店舗展開、しかも海外にまで店を出しているようだが、影響があるのか。

2013/8/2
亀戸一丁目・横浜家系ラーメン くれ家
日本蕎麦屋の後にできた店。
ラーメン(豚骨醤油) 650円
麺の硬さ、味の濃さ、脂の量、全て普通で頼む。
ライスは終日無料、お替りも無料。一杯頼む。
テーブルの上に、にんにく、豆板醤、細切れ玉葱、胡瓜の漬物が置いてある。玉葱だけラーメンに入れた。
海苔大判三枚。
ほうれん草、量が多いが茹で過ぎ。
うずら卵、異様に塩辛い。
チャーシュー二枚。
極太麺。特に美味しくない。
スープも飲む喜びを感じなかった。

2013/8/15
亀戸六丁目・零や
醤油そば 600円
水菜、白髪葱、もやし。
ベーコンのように薄いチャーシュー。
細麺、硬茹で。
醤油から来るのか微かな甘みがある。
この店は醤油より塩が売りらしい。

2013/8/19
墨田区緑三丁目・二代目めん家味味(みんみん)
担々麺(赤たん)800円(リニューアルオープニングサービスで500円)
大盛り&半ライス無料。
水菜、もやし、小口葱。
挽肉。
ラー油が浮いている。
胡麻粒。
麺(新栄食品)、少し茹で過ぎ加減か。
スープにコクが足りない気がするが、そんなに悪くない。
今度はラーメンを食べてみたい。

2013/8/20
墨田区緑三丁目・二代目めん家味味(みんみん)
店内禁煙。
ラーメン650円(リニューアルオープニングサービスで500円)
大盛り&半ライス無料。
水菜、茹でもやし、小口葱。
メンマ。
味が濃い目のチャーシュー。
半熟卵二分の一。
挽肉が乗っており、その上に胡麻粒。
担々麺の麺より細い麺。茹で加減は丁度良く、味も悪くない。
醤油味スープ。スープの表面に油が沢山浮いている。
タイ産のFishSauceを使っているようだ。
それなりに美味しく、人気のある店であるのは分かるが、ラーメンに挽肉を入れることの是非を考えさせられる。
担々麺屋が作ったラーメンという印象。

2013/8/26
亀戸六丁目・零や
塩そば 700円
替玉かライスが無料。
確かに醤油よりも塩の方が良い。

2013/9/4
台東区蔵前二丁目・蔵前 元楽
特製元ラーメン(醤油味) 600円
昔、亀戸のサンストリートにあった支店で、特段の印象がなかったので、あまり期待せずに行った。
店は一軒家の古い大衆食堂風の広めの空間。
特製でない元は魚介系甘口と書いてあるので避けて特製にした。
完熟半玉子。
小口葱。
メンマ、濃い色。
チャーシューも濃い色の濃い味で、よく煮込まれていて旨い。
大量の背脂。
細ストレート麺、醤油味がよく絡んでいる。
背脂ラーメンだが、ホープ軒とは異なり、具はメンマ、チャーシュー、小口葱という所に留まっていて、そこで一つのスタイルを確立している。
楽(塩味)も食べに来たい。

2013/9/6
湯島三丁目・四川坦々麺 阿吽
坦々麺 800円
夜七時前、店内での順番待ち、九人目。
挽肉。
この菜っ葉はカイワレ?
小蝦は、食べているうちに入っていることに気付いた。
ラー油。
スープには胡麻ダレが入っている。まろやかで美味しい。
山椒のピリピリ感を感じる。
三河屋製麺の麺。
細麺。少し茹で過ぎ加減か。これが痛かった。
もっと美味しい坦々麺があっていいはず。
ただそれを探して食べ回る気になるかは難しい。

2013/9/11
浅草雷門二丁目・中国手打拉麺 馬賊
拉麺(ラーメン) 600円
麺を手で打っているところが見えるのは日暮里の店と同じ。
ワカメ。
メンマ、化調の味が。
チャーシュー。
小口葱。
中太麺。麺は軟らかいがコシがある。が、やはり少し茹で過ぎか。
麺以外が月並み過ぎる。
スープも全く平凡。

2013/9/12
人形町二丁目・麺やまらぁ
やまらぁ(醤油味) 700円
大盛(半玉75g) 100円
貝割れ。
海苔一枚。
メンマ。
炙りチャーシュー。
小口葱。
太麺(桜井商店)。多加水麺。粘り気と噛み応えがある。これは良い。
スープもチャーシューも薄塩加減。
スープは相当濃厚だが、あっさり味。
スープにミキサーに掛けたような野菜の味がしてとても良い。
家に近ければまた来たであろう。

2013/10/3
飯田橋一丁目・博多ラーメンセンター
同じ場所に以前もラーメンを食べに来たことがある。居抜きであろう。
ラーメン 580円
半熟煮卵 100円
替え玉 150円
博多ネギ(鴨頭ネギ)
チャーシュー、薄いのが一枚だが、良く豚の香りが出ている。
細麺、ドライな麺、まずまずの味。
スープはすっきりと、だがとろみがあって良いのでは。
替え玉の際、テーブルの上の高菜を入れた。

2013/10/9
浅草橋・柳橋一丁目・福籠
醤油ラーメン 700円
メンマ。
小口葱沢山。
茹でモヤシ。
チャーシュー、溶ける感じの軟らかさ。
調味油が浮いている。
非常に濃い醤油色。醤油の香りが美味しさとして感じられる。ただ飲むと苦味を感じる。
浅草開化楼の細縮れ麺。麺も既に濃い醤油色に染まっている。
醤油の後味をどう評価するかはあるが、かなり美味しいラーメンだと思う。
塩と味噌も試してみたい。

2013/10/16
浅草橋・柳橋一丁目・福籠
塩らーめん 700円
メンマ。
小口葱沢山。
茹でモヤシ少し。
チャーシュー、溶ける感じの軟らかさ。
ここは塩加減、油加減がいいのか。
中細麺。麺に味が絡んでいて美味い。
野菜を一部炒めているようだが、それが効いているのかも。
スープは熱い。

2013/10/17
浅草橋二丁目・ろく月
ろく月らーめん 600円
めんたいご飯セット(めんたい+海苔4枚) +200円
ストレート麺か縮れ麺の間でちぢれを選んだ。
極細麺。メニューに書いてあるように「もちもちした食感」。
キクラゲ。
1/4玉子。
浅葱。
チャーシュー、脂濃くて旨い。
無化調のとんこつ系スープ。味は淡白。
博多ラーメン。
博多ラーメンの型に忠実であろうとすると、店の特徴を出すのは難しくなるのであろう。

2013/10/22
浅草橋三丁目・本格サッポロらーめん北地蔵
味噌らーめん 750円
炒めた野菜、玉葱、もやし。もっともっと炒めなくては駄目。
小口葱。ワカメ。
メンマ。
チャーシュー、さえない。
カンスイの色の濃い細縮れ麺。
味噌の粒感が殆どないが、スープの味は悪くない。
テーブルの上に擂ったニンニクが置いてあったので少し入れた。
もう一回来ようと思わせるインパクトはない。

2013/10/23
神保町二丁目・さぶちゃん
半ちゃんらーめん 720円(らーめん単品なら570円)
小池製麺所
20数年前に一度来たことがある。
ひたすら思い出のために再訪した。
店主が厨房で喫煙することはネットで知っていて、普通なら来ないのだがそれでも来た。
店主はもう何かに寄りかからなくては厨房で立つのも辛そう。それでも煙草から手を離せない。
もう一人の男の人が一回り位は若そうで、二人で店を成り立たせている。
ラーメンはメンマが甘過ぎる点を除けば食べられないものではなく、立派な東京醤油。
麺も軟らかいが茹で過ぎと言うほどでもない。
チャーハンは中華鍋の中に数人分作りおきにしているが、それでも美味しくないという訳ではない。刻んだチャーシューが入っている。
二時半頃だが、客はひっきりなし。
店は戦後の名残りの飲み屋街などにありそうな狭さでカウンターに七席だけ。

2013/10/30
千代田区三崎町二丁目・らーめんぽっぽっ屋水道橋店
らーめん 700円
大盛 100円(全体に量が多いので大盛にしなくても良かったかも)
野菜多め、玉葱多め、ニンニク、特製辛味醤。
モヤシ、キャベツ。
キクラゲ。
刻み玉葱。
チャーシューが乾いた感じ。
背脂。
浅草開化楼、この極太麺はいい、満足の味。色は少し蕎麦の色。
スープも美味いし、生玉葱も効いている。
特製辛味醤は豆板醤でいいのではないか。
チャーシューには改善の余地があるか。
店主は二郎出身。

2013/10/31
銀座二丁目・中華そば共楽
ワンタンメン 850円
古い案内書に出てくる店。
たまたま通りかかったので入った。
メンマ、細めに刻んである。
小口葱、生の辛さを感じる。
チャーシュー、古い作り。
ワンタン。
細麺、粘っている麺。
魚介の香りのするスープ、節の苦味あり。
鶏がらスープ、出汁が濃く出ている。
はっきりした醤油の味。
東京醤油のスタート地点。
昨日のぽっぽっ屋だって、この醤油味からスタートしているはず。

2013/11/1
千代田区猿楽町一丁目・麺処 美空(びくう)
らーめん 650円 並(180g)も中も大も特大(360g)も同じ値段。
特大を頼む。
店主が一人で回している。
大判海苔一枚。
小口葱。
太めのメンマがとてもいい味を出している。メンマは特上。
チャーシュー二枚。
太縮れ麺、自家製ではないのに、手作り感がある。ただそれほど美味しく感じる訳ではない。
家系のような豚骨?醤油。
塩気の濃いスープ。味に何かが欠けている。
テーブルの上に辛味噌が置いてある。これ以上塩辛くはしたくないのだが、辛さを足したいので入れた。
入り口に生姜と書いた提灯が吊るしてあり、生姜ラーメンというメニューがあるが、味に欠けている何かが生姜という訳なのであろうか。

2013/11/7
神田神保町二丁目・用心棒
ラーメン 680円
夜六時半過ぎ、店内混雑。
野菜増し、ニンニク、辛玉(唐辛子を出汁??で捏ねた物)。
所謂、二郎inspired。
茹でモヤシ、キャベツ。
皮付き豚肉。柔らか過ぎず、味が滲みている。
浅草開化楼の極太縮れ麺、硬め、これは絶賛の旨さ。
スープの底には魚粉が溜まっている。
ここは美味しい、大満足。

2013/11/9
亀戸六丁目・麺工房 武
ラーメン 700円
麺工房と名乗るからには自家製麺にすべきではなかろうか。
小口葱。
メンマ。
軟らかいチャーシュー二枚。
茹でキャベツ。このキャベツがどこか調和していない。
浅草開化楼の中太ストレート麺。もちっとした麺。味も良く付いている。麺の量がもっと多ければ。
豚骨魚介スープ。魚粉の量が多い。
油が多くてかなり美味しいスープ。
つけ麺から派生したラーメンという感じはあるが、スープも麺も良い。あとは具の組み合わせでもっと良くなる。
つけ麺も牛骨ラーメンも食べてみたい。

2013/11/14
神保町二丁目・角中(かどなか)中華そば店
(濃厚豚骨)中華そば 700円 替玉 100円
細い乾物のようなメンマ。硬く、干した大根の漬物を食べているかのようなコリコリした歯応え。甘くなくて良い。
(九条)ネギの青ネギ部分の小口。
海苔小一枚。
ナルト一片。
チャーシュー二枚、ジューシーな美味しさ。
極細ストレート麺。普通で頼んだが、それでも水分が少なめの硬め。でも美味しい。
醤油味。
油が分厚く浮いている。
かなり濃い、どろっとした豚骨醤油だが、麺とネギは九州ラーメン風。
整理すると、
博多ラーメン風:豚骨スープ、麺、ネギ、替玉制。
中華そば(東京ラーメン)風:醤油味、ナルト、メンマ、海苔、チャーシュー。
博多ラーメンと中華蕎麦の融合という新たなスタイルを切り開いていて面白い。
九州豚骨と東京醤油の融合で、横浜家系とは違ったアプローチを試みていることになる。
スープが濃過ぎるので、テーブルの上の「スープ割り」で薄めて飲んだ。これは初めから適切な濃度にしておいて欲しい。

2013/11/20
神田駿河台四丁目・横浜家系ラーメン 魂心家 御茶ノ水店
醤油(?)ラーメン 650円
味、油、麺の硬さ、全て普通で頼んだ。
海苔大判三枚。
鶉卵一個。
ホウレン草。
チャーシュー一枚、ベーコンのような外観。塩気もベーコンのように濃い。
極太麺。麺はもっちりして、手作り感があってうまい。
スープは醤油色をしていない。
スープはかなり熱い。
濃厚なスープ。
まずまずの味だが、チェーン店風の単調さがある。

2013/11/21
神田小川町三丁目・麺ダイニング ととこ
ととこ しょう油ラーメン 700円
山形ラーメンの店であり、山形の食材に特化した飲み屋でもある。
麦御飯か煮卵がサービス、卵を貰う。それほど美味しくない。
炭火炙り鶏。
白髪葱。
海苔大判一枚。
小松菜。硬いところを先に茹でるべき。
ナルト。
メンマ、少し変わった味だが、軟らかくて美味しい。
極細ストレート麺、全粒粉。しかし特に良さを感じない。
スープに香りを出す何か、カレー粉に入っている何かがある感じ。
醤油が濃い目のさっぱりスープ。
柚子の香りがする。
上品に素材を使ったラーメンであるが、ラーメンとしての突き詰め方が今一歩であると思う。

2013/11/25
亀戸六丁目・麺工房 武
牛塩ラーメン 750円
生青海苔。
浅葱。
パクチー、ベトナム風を目指しているのか。。
牛肉のチャーシュー四枚。あまり成功していない。
浅草開化楼の細ストレート麺が良くない。
小皿で出されたガラムマサラ(28種類の生薬とスパイス)をスープに入れた。
澄んだきれいなスープでとても美味しい。
狙い目はとても面白い。それだけに麺を間違えているのが惜しい。

2013/11/28
浅草橋・柳橋一丁目・福籠
味噌らーめん 700円
メンマ。
小口葱。
炙りチャーシュー。
挽肉、モヤシ、玉葱が炒めてある。
生姜が効果的。
浅草開化楼の細縮れ麺。硬めで美味しい。
油が浮いていて、スープはとても熱い。
あまり味噌らしくないが、独自の美味しさに達している。
メンマは合っていない。
チャーシューも不要ではないか。その分野菜を増やして欲しい。
スープと麺の量のバランスが少し悪い。スープは少し減らしていいから麺をもう少し多く。

2013/12/5
小川町一丁目・二代目つじ田 味噌の章
味噌らーめん 800円
創業明治35年やまつ辻田の柚子唐辛子と一味が置いてある。
刻みネギ。
細切れチャーシュー。
細切れでない大判の薄めのチャーシュー二枚。
醤油の色の濃いメンマ。コリコリ硬い。
モヤシ。
北海道から直送された中細縮れ麺(小林製麺)。
潅水の色。柔らか加減。
全体に味が甘く感じる。味噌から来る甘さか。メンマも甘い。
こういう味噌味のラーメンがあってもいいとは思うが、説得力は強くない。
今年の春に行った井関屋も二代目つじ田の支店であった。

2013/12/11
浅草橋・柳橋一丁目・福籠
昔風らーめん大盛 800円
前回、量が少なく感じたので今日は大盛にした。
ナルト。
海苔一枚。
海苔の上に麩。
メンマ、少し甘い。これが痛い。全体の評価を下げている。
ほうれん草。
浅葱。
半熟半玉子×2。
チャーシュー一枚、外を炙ってある。いける味。脂がとろける。
浅草開化楼の細縮れ麺。硬め。潅水色。麺に塩味が滲みている。
昔風とあるが、東京醤油というより、醤油の非常に薄い、ほとんど塩味に近い醤油ラーメン。
スープも味が強すぎず、悪くない。

2013/12/16
ラーメン二郎 亀戸店
ラーメン 650円
店主が代わったとの情報を得て、ほぼ九年ぶりの再訪(前回は2005/1/27)。
11時10分頃行ったが、8人程の待ち人数。
野菜、ニンニクで注文。
背脂が全く入っていなかった。言わないと入らないのであろうか。九年前はそんなことはなかったはずだが。
味は薄味、これはこれでいいが、九年前の記録を読むと、濃い醤油味と書いてある。
野菜は茹でキャベツと茹でモヤシで以前と変わらず。
豚二枚も変わらず。
麺は平打ちで変わっていないが、九年前の記録には自家製麺と書いてある。今はどうなのであろうか。
量は相変わらず多い。普通のラーメンの二杯分位はあるか。
背脂が入っていないためか、醤油が濃くないためか、あっさりした味という印象。
それでも全体としては満足して帰ってきた。

2013/12/19
西神田二丁目・めんめん かめぞう
新博多とんこつ替玉一玉サービス 500円
茹でモヤシ。
浅葱。
背脂。
チャーシュー一枚、厚くて旨い。
極細麺、かなり硬め。
替玉には茹でた後、醤油タレを掛けていた。
なぜ博多ではなく新博多なのか。
博多=浅葱、極細麺、替玉。
新博多=茹でモヤシ、背脂、醤油味、魚介スープ。
とにかく味が複雑で美味い。
スープはあっさりしてとても飲み易い。いくらでも飲めそうな美味さ。
この味で替玉無料でワンコインはかなりお得。
神保町・角中中華そば店が、博多ラーメンに東京醤油を融合しようとしているとしたら、ここは博多ラーメンと東京背脂系の融合と言えるのであろうか。

2013/12/21
中野・中華そば青葉
たまたま前を通りかかったので入った。
中華そば 650円
ナルト。
メンマ、繊維があるが軟らかく煮てある。
青葱小口、葱も辛味があってスープと好対照を成している。
海苔一枚もいい味。
黒コショウの乗ったチャーシュー一枚、軟らかく上品で肉の風味が広がる。
中細ストレート麺、つるつるしたストレート麺、滑らか過ぎる気もする。水準の高いラーメンであるが、麺は一段下がる。
濁った醤油スープ。スープも整った飲み易い味。
柚子七味は頼んだら出してくれたのだろうか。何で机上に置いておかないのだろうか。


東京のラーメン屋探訪記2014年

清水真哉のラーメン

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