東京のラーメン屋探訪記2011年

2011/2/4
墨田区文花二丁目・天水らーめん
ラーメン 680円
国産極太メンマ。
炙りチャーシュー大判。
ナルト。
海苔二枚。
背脂。
中太ストレート麺、少し固め、つるっとした食感、パスタ風。
刻み葱、スープを飲むとき、辛さ、固さが目立ち過ぎ。
スープ自体は伝統的醤油味。
個々のパーツは工夫あるも、全体として一つの調和に達していない。

2011/7/12
神田須田町1-3・神田 磯野
醤油ラーメン 780円 味たま(名古屋コーチン) 150円
メンマ、硬め。
チャーシュー大一枚。
岩海苔。
刻み葱。
細ストレート麺、固めの茹で加減。低加水率。
麺を食べている時は少し物足りないが、スープだけ飲むと上品で味わい深い。
味玉は柔らかく、味加減が良く、美味しい。

2011/8/4
大島一丁目・麺屋 杏爪(あんそう)
ランチ 750円
「炙り豚角煮丼(小)」角煮が甘過ぎ。
「燻製醤油ラーメン」
何が燻製なのかよく分からない。
チャーシュー二枚。
白髪ねぎ。細葱の小口。
海苔大判一枚。
半玉子。
姫竹、酸っぱい味。
細縮れ麺、固茹で。
麺がスープに絡んでいなくてさっぱりおいしくない。
ここも漬け麺に力を入れ、ラーメンをおろそかにした店の一つなのか。

2011/8/8
神田佐久間町・青島食堂 秋葉原店
青島ラーメン 700円
9席 12時少し前、10人以上待っている。
新潟長岡のラーメン屋の経営。
ナルト。メンマ。チャーシュー。ほうれん草。小口葱。
海苔一枚、香り高い。
古典的な醤油ラーメン。だが非常に良くできている。
スープが美味しい。

2011/8/9
神田和泉町・響 くろ喜(くろき)
塩そば 750円
六種類の塩を使った魚介スープと丸鶏スープ。
細く切ったメンマ、塩辛い。
海苔一枚。
縮み小松菜のお浸し。
ベーコン風のチャーシュー。
葱。
揚げ玉葱?
油が浮いている。
麺は自家製麺で平打ち麺と細麺から選べるので平打ちを選んだ。自家製麺ならではの自然な食感が出ている。
上品な塩味だが、強さがない。
少しカレー粉っぽい匂い。香辛料の類を複数混ぜ合わせているのだろう。

2011/8/11
神田和泉町・響 くろ喜(くろき)
味噌らーめん 750円
白髪葱。チャーシュー。小松菜。キャベツ。にんじん
全粒紛の極太麺。この麺は良いのかも知れない。
しかし海老味のひどくどろっとしたスープはどうなのだろうか。
ちょっと変わった味というのを超えて、個性のある美味しさというところにまで到達できているのであろうか。

2011/8/20
亀戸五丁目・らーめん なが田
らーめん 醤油 750円
倉庫のような入り口。暖簾くらい出したらどうかとも思うが余計なお世話であろう。
どこかアナーキーな店作り。
海苔二枚。
浅葱と白葱小口を合わせたもの沢山。
チャーシューは太くて充実。
幅広メンマはちょっと甘過ぎか。
何で肉団子が入っているのかよく分からん。
豚骨醤油のスープが太麺によく絡んでうまい。
横浜家系よりもずっとダサいが、しかしこれだけうまけりゃいい。
これだけ旨いのに客が少ない(土曜の昼なんだから)のは、店の位置、店構えに問題があるからであろう。

2011/8/23
住吉二丁目・NEW OLD STYLE 肉そば けいすけ
肉そば 並 680円
一時半過ぎ、席はほぼ埋まっている。
標準メニューなのに、丼一面にチャーシューが乗っている、まさに肉そば。
脂の浮いた超濃い醤油スープ。
中太の麺がそのスープをよく吸って醤油色になっている。
卸し生姜は肉に合っているし、刻み葱でなく刻み玉葱は醤油スープを吸って美味しくなるはず。
久しぶりに見る貝割れ大根も合っている。
ナルトとメンマはただ醤油ラーメンの慣習に従っているだけという感じだが。
これで680円はお値打ちであろう。
強い独自性のあるラーメンで、客足が途絶えないのも当然。
多店舗展開できる力を持ったラーメン。

2011/8/27
住吉二丁目・麺屋 中川會
つけめん 並盛 茹でる前200g→茹でると300g 750円
家の近所に突如、行列店が出現した。
元は自分と同じ名前の「しんちゃん」というスナックのような店だったはず。
土曜の昼十二時前、十人ほどの行列、40分位待ったか。
並ぶ前に食券を買い、店の人に渡しておかなくてはならない。
豚、鶏、魚介、野菜、フルーツでとったスープ。
浅草開花楼の特性極太麺、麺が旨い。
海苔一枚。魚粉。チャーシュー一枚。メンマ一切れ。小口葱。
ラーメンのスープから遠く離れた漬け汁。
スープと麺との絡みがすごい。
つけめんの漬け汁の進化を感じる。
フルーツが入っているせいか、甘いという程ではないが、まろやか。
カレ変ライス 150円
残った漬け汁にご飯を入れるというアイデアは考え付かなかった。
しかしカレーにしなくても小ライス100円を入れれば済んだ気もする。
更に言えば、ライスを食べる胃袋の余裕があるのなら麺を大盛りにする(+100円)、という処にやはり落ち着いてしまうであろう。
いずれにせよこの店は必ずまた来る。

2011/9/3
住吉二丁目・麺屋 中川會
土曜の昼十一時半、開店直後、店内がまず満席になった状態で、店の前の行列の八か九番目くらい。
らーめん 700円
小さい海苔一枚、その上に魚粉が乗っている。
メンマ、このメンマは甘すぎて×。
黒胡椒の乗ったチャーシュー。
刻み葱。
白濁した薄いキャラメル色のスープに縮れ細麺がよく絡み美味い。
つけめんで人気の店だが、ここはラーメンもいける。
次回は中華そばだ。
ところでトッピングとして豚ガツ100円を頼んだら別皿で出てきた。
程よく柔らかく煮えていて、ピリ辛でおいしいのだが、ラーメンに乗せるには味が濃すぎると思ったので、昼からビールもなんだから、小ライス100円を追加した。

2011/9/13
湯島二丁目・ラーメン大至
ラーメン 650円
海苔一枚。
ナルト、妙に柔らかい。
メンマ、薫り高い。
チャーシュー、噛み応えあり。
刻み葱と浅葱。
半熟半卵。
細(中太)ストレート麺(浅草開花楼)。
さほど言うこともない、普通の中華そば。

2011/9/13
JR亀戸駅改札内・博多らーめん四神
博多とんこつらーめん 450円
木耳。青葱小口。チャーシュー。背脂。
スープはあっさりライトだが、味は悪くない。
この価格なら大いに丸。

2011/9/17
住吉二丁目・麺屋 中川會
土曜の昼十一時半、開店直前、一番目のターンで入れてもらえる。
中華そば 600円
海苔。刻み葱。
この店はメンマが甘くて困る。
黒胡椒を掛けたチャーシューが二枚、厚くて柔らかくてとろける。
中細縮れ麺。
中華料理屋のチャーハンに付いてくるスープのよう。
特段のことはない。
ここも結局は漬け麺の店か。

2011/9/19
新小岩・麺処 かね扇(せん)
麺屋一燈が閉まっていたので、駅前の店に前情報なしに入る。
背脂豚骨醤油 650円
背脂。もやし。海苔一枚。小口葱。
チャーシュー二枚、ローストビーフのような生っぽさ加減。
中細麺がとてもいい。色が黄色く手作りの趣き。
ただこの麺の良さと、背脂系のスープの相性をどう見るかで好みが割れるであろう。

2011/9/30
亀戸・麺や璃宮 亀戸店
油そば(250g) 700円 スープ付き
海苔。刻み葱。浅葱。チャーシュー。揚げ玉。豚ほぐし。
極太メンマ、微かに甘い。
悪くない。僕は好き。
油そばというのはジャンルとしてどこまで広がっていくであろうか。

付録のスープ。
カレースープに近くなっている。各種、香辛料を入れているからであろう。
このスープとつけ麺の麺だけという組み合わせで注文させてもらえないものであろうか。

2011/10/7
新小岩・麺屋 一燈
金曜夜6:30。行列20人目。待つこと30分。
濃厚魚介らーめん 750円
海苔一枚。浅葱。白髪葱。茹でた菜っ葉。肉団子二つ。
メンマ、味が濃い。
麺は加水率が低い。旨みに欠ける気がする。
六月から自家製麺に切り替えたとあるが、まだまだではないか。
スープは少し濃過ぎる。


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