東京のラーメン屋探訪記2000年

00/09/09
御茶ノ水・伊峡 ワンタンメン480円
極く平均的な東京醤油ラーメン。
細麺。

00/09/14
日暮里駅・馬賊
ラーメン650円
店内手打ち麺。ストレート、中太。好(KOO)とは対極の、加水率が高い麺の、もちっとした美味しさ。
スープは普通の東京醤油だがおいしい。鶏がら醤油らしい。
チャーシューも柔らかく、とても美味しい。

00/09/15
元祖一条流がんこラーメン6代目(葛飾区青砥)
営業時間6:00〜11:00 定休日・月火
店には店の名前を示すものは一切なく、店の前に豚の骨・ゲンコツが一本下がっているだけであった。
こってり味大盛り800円
麺は細くて固くて旨い。
評判で聞くようにしょっぱいということは全くない。
分類すれば豚骨醤油なのであろう。醤油は使っているが、醤油の臭みを全く感じさせないところが高く評価できる。こってり味にしたので脂は多いのだろうが、スープは極くあっさりしていて飲み易い。白濁していない。
葱は生で、辛みが効いている。
チャーシュー二枚。脂身が多く、柔らかく、あっさりしていて旨い。
他に海苔とメンマが乗っていた。

00/09/16
博多天神渋谷店
ラーメン500円
白濁した豚骨ラーメン。スープがミルクのような味になっているのが不思議だった。ちょっと甘く感じられ、好きになれなかった。

00/10/12
武蔵青山 味玉こってり800円
店に入る前に鰹節の匂いがした。
麺は中太ストレート。かなり固茹で。麺に味があって、食わせる。食べ甲斐のある存在感のある麺。
スープはかなり節の香りが効いている。うどんか蕎麦の出汁つゆに近い。
干し蝦と干し貝柱のかけらが入っていた。なぜか柚子の香りがする。
小口葱もいい。のり。
メンマは柔らかく甘くない。
玉子は普通の味。味は濃くない。固ゆで玉子。ある意味和風で、ラーメンにはマッチしているのかも。
チャーシューも普通、ちょっと煮過ぎ、パサつき加減。
東京ラーメンと蕎麦の中間点にあるような感じがした。

00/10/14
よつや・こうや ワンタン麺850円
従業員の多い、大きな店。ここは大衆中華料理屋として楽しい。
大きな立派なワンタン。浅葱(あさつき)の小口切。のり。メンマ。よく茹だったストレート細麺。チャーシューは豚皮付き、本格中華感覚。
塩ラーメン、中華風。これは豚骨を使っているのか。白く多少濁っている。これは鶏を白濁するまで煮出したのだろうか。(豚骨8割、鶏ガラ2割で取ったスープ)
味がちょっときつすぎる気も。
やはりラーメンの出発点は中華であり、それは塩味なのだ。九州の豚骨がそうであり、函館の塩ラーメンもそうなのだ。
四谷駅前しんみち通りは都内でもかなり面白い通りなのではあるまいか。

00/12/10
神田の車庫前系丸高はなくなっていた。
じゃんがらラーメン日本橋店 ぼんしゃん全部(味玉子、めんたい、角肉)入り1100円
ソーメンのように固いストレート麺はかなり固め。
小口青葱。キクラゲ。
スープは骨髄の液が溶け出し、超こってり。
何も入れないじゃんがらを頼むべきだったか。今一つ感動がない。

00/12/15
関口君が参加している法政大学オケの定演でブラームスを聞く前
大井町揚げねぎ系・永楽(大井町)
ラーメン530円
味付け卵1/4。分厚いチャーシューは本格的でジューシー。
大量茹でモヤシは濃い醤油味にマッチしている。生に近くシャリシャリしている。
よく茹でられた平打ち麺。ちょっと茹で過ぎか。味は普通。
そこそこ脂っぽい、鶏がらか?スープは美味い。無論揚げ葱、効いている。
西船カオタンと比べてどうか。カオタンの方がより台湾的。
東小路という一角全体が戦後のまま。現実に残されたラーメン博物館のようでノスタルジーを掻き立てる。絶対に保存すべき。

00/12/15
関口君が参加している法政大学オケの定演でブラームスを聞いた後
大井町・和歌山ラーメンのりや
中華そば600円
ソーメンのような細ストレート麺。加水率は低い。
めんま。青葱小口切。ナルト。
厚めのチャーシュー小二枚。とろりとなるまで煮てあり美味い。
豚骨醤油味。スープはこってり。魚出汁も使っている?カニが入っている?そのせいか苦みを感じる。カニ鍋の汁を飲んでいるよう。評価できない。


東京のラーメン屋探訪記2001年

清水真哉のラーメン

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