ラーメン屋探訪記2004年

2004/5/4
久留米に来たので武内伸の『ラーメン王国の歩き方』で久留米白濁豚骨スープの元祖とされている三九ラーメンに行ったら、そこに掲載されている住所が同名の別の店のものであった。
このことには食べた後に気が付いたのだが、そのラーメンは三九ではなくNo thank youラーメンという感じであった。せっかく久留米まで来たのにと物足りなかった私は、近くにあった大砲ラーメンの支店に行った。
久留米・大砲ラーメン長門石店
昔ラーメン並450円
茹で玉子一片。三九ラーメンも同じスタイルであったから、この一片というのが久留米ラーメンの一つの特徴であるようだ。
チャーシュー二枚(バラ肉)、海苔一枚、小口葱。
細かく刻んだ自家製シナチク。味付けが薄く、シナチク自体の硬い食感を楽しめる。
手作りラードを加えている。
豚脂の揚げ玉、豚皮チップスと同じ食感。
スープはこってり重い。豚骨だけで、鶏がらは使っていない。豚臭い。
麺は加水率が低い。細ストレート。茹では柔らかめ。
店の内装と同じように、ラーメンもファミレス風に綺麗に洗練されている。

2004/5/5
福岡・元祖長浜屋
らーめん400円(頼まなかったが参考のために替え玉は50円、替え肉も50円、安い!)
青葱の小口が大量と、しゃぶしゃぶ肉のように薄い肉が数片のシンプルな具。
74歳のおばあちゃんが麺を作っているとのこと。この麺が不思議なくらい旨い。こんなに旨い麺は食べたことがない位。
スープはあまり白濁しておらず、あっさりして旨い。
テーブルには胡麻と紅生姜と胡椒、それに小さい薬缶に醤油のタレが置いてある。
隣席の客から聞いた話であるが、この店は二十四時間の営業で一日2000杯、80万円の売り上げ。店員は二年間無給奉公するが、代わりに終わったら自分の店を出させてくれる。しかしこの店と同じスタイル、同じシステムの店にしてはいけないのだそうだ。
またこの店は芸能人から決してサインを貰わず、お代を貰うとのこと。


2005年

清水真哉のラーメン

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