ラーメン屋探訪記2002年

2002/07/26 交通権学会前夜飲んだ後
函館松風町・ユーミン(尤敏)
古くからある中国人経営の町の中華料理屋。
らーめん550円 当然のように塩。
刻み葱、菜っ葉、ナルト、唐辛子片、つまらないチャーシュー、塩辛いメンマ。
岡田製麺の麺、わずかに縮れ。
これがあっさり豚骨スープというものか。このあっさり豚骨塩スープこそ函館ラーメンのメルクマールであろう。

2002/07/27
函館・鳳蘭
ワンタンメン500円
葱、青いところの小口。
チャーシュー、小片二枚、うまい。
ワンタン。
シナチク、味は薄いが繊維感がいい。
細ストレート麺。
透明な、澄んだ淡白なスープ。
塩ラーメンの店はどこもスープの量が多い。
ここの店主の寡黙な仕事振りには、敬意に近い強い印象を抱かされた。

2002/07/29
函館・松らく 禁煙
タンメン(野菜入りラーメン)550円
人参、玉葱、肉、椎茸、剥き蝦、キクラゲ。白菜の炒めが足りない。
極細ストレート麺。
とろみのついた塩スープ。ここもスープは多い。
メニューには他に、モヤシあんかけラーメン、広東麺など。
やはり中華料理店の名残が強い。

2002/07/29
函館・新マメさん 禁煙
岡田製麺岡田芳也社長のあだ名が「マメさん」
塩ラーメン700円
麩、チャーシュー、小口葱、メンマ。
なぜか天カスのようなものが入っている。これが焦がした背脂ということ?
麺。うどん用中力粉をブレンド。日高産フノリを練りこんである。極細ストレート。包丁切りのため角い。ソーメンぽい。歯応えが無さ過ぎ。致命的。
タレ。白醤油、中国江蘇省の塩、フノリ。
スープ。比内鶏の丸鶏。これはコクがあるが、他の函館ラーメンのようには透き通っていない。
函館ラーメンとはラーメンの歴史である。
明治期、中華料理からラーメンが誕生していく過程の一形態が化石的に残されたものが函館塩ラーメンなのである。タンメンも同様。
この点函館のラーメン文化は横浜のそれに似ている。
だから新マメさんのように、そこでやたらと新たな工夫をしようとしても、ピント外れなことになりがちなのである。

2002/10/05
横浜野毛・三幸苑
サンマーメン800円
あんかけ麺。あんの中身は肉、人参、もやし、白菜、たけのこ、生椎茸、ほうれん草。
このあんがとにかく美味い。いい味が出ている。
細麺、わずかに縮れ。
スープのこげ茶色は野菜と片栗粉の焦げ色か。→それもあるかも知れないが、醤油タレらしい。
炒麺(チャーメン、焼そば)をまだ食べていない。またいつか行かなくては。


2004年


清水真哉のラーメン

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