クラシックCD感想


2024/4/20(水)
ベルリオーズ:Warner Classics作品全集(27CD)
Disc8
● アイルランド歌曲集 Op.2, H38 (H39-47)
● 神聖な歌 H44b
● 宗教的瞑想曲 H56b
● 囚われの女 Op.12, H60f
● 牧場 H67b
● あなたを信じています H70
● ブルターニュ人の歌 H71b
● シャンソネット(レオン・ド・ヴァイイ氏の小唄) H73
ベルリオーズの歌曲、聴いていて大変気持ちが良かった。

2024/3/14(木)
ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』リッカルド・ムーティ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
ウィキペディアからの引用
「リヒャルト・ワーグナーは、この作品に多大な感銘を受けた。彼は1839年、パリにおける初演を聴いた際、次のように記している。「思いきったコンビネーションが、息をのむほど大胆な幻想と、鮮烈なまでに精緻な表現をともなって、まるで手に取るようにはっきりと私めがけて押し寄せてきたので、音楽や文学に対して私がいだいていたイメージなどは情け容赦なく蹴散らされ、すごすごと胸の奥に退散してしまった。私は全身を耳にして、これまで想像だにしなかったものを聴き、何とかそれを理解しようとつとめた」。また、第3部「愛の場面」については「今世紀における最も美しいフレーズ」と激賞する一方で、交響曲全体における構成上の不連続性を「全く素晴らしい旋律の間に屑の山が積みあげられている」とも批判しているが、ともかくワーグナーは『タンホイザー』、『トリスタンとイゾルデ』といった作品で、ベルリオーズの音楽語法から多大な影響を受けることとなった。そして後に「親愛にして偉大な《ロメオとジュリエット》の作曲家に《トリスタンとイゾルデ》の作曲家が感謝をもって捧げる》」と記し、『トリスタンとイゾルデ』をベルリオーズに献呈した。」
上の引用を受けてこの曲を聴くと、実際に第2部「キャピュレット家の饗宴」などはワーグナーの初期のオペラに非常に近い所に立っていることに驚かされる。

2024/3/4(月)
カルロス・チャベス/自作自演集〜コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション(7CD)
これは面白く、楽しい。
ブラジルにヴィラ=ロボスがいるように、メキシコにはカルロス・チャベスがいるといったところか。

2024/2/21(水)
オネゲル:クリスマス・カンタータ、ミシェル・コルボ指揮リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団
曲の輪郭のはっきりした名曲。

2024/2/3(土)
ハイドン:スターバト・マーテル ト短調 Hob.XXbis、ミシェル・コルボ指揮 ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
これもまた人気曲になって不思議でないような魅力的な声楽曲であるのだが、殆ど録音がない。

2024/1/31(水)
シューベルト:スターバト・マーテル ヘ短調 D.383 ミシェル・コルボ(指揮)ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
こんな素晴らしい曲が録音も少なく残っているとは、シューベルトとは恐るべき存在である。

2023/6/8(木)
バッハ、カンタータ214番 コープマン
クリスマスオラトリオと同じ。

2023年四月頃だったか。
ディーリアス:
1) 幻想曲『夏の庭で』
2-3) 付随音楽『ハッサン』より「第1場から第2場へのインターリュード」「セレナーデ」(ビーチャム編)
4) 夜明け前の歌
5) 歌劇『コアンガ』より「ラ・カリンダ」
6) 春初めてのカッコウの声を聴いて
7) 川面の夏の夜
8) 弦楽四重奏曲第1番 より 第3楽章:去り行くつばめ
9-31) ブリッグの定期市(イギリス狂詩曲)
バルビローリ指揮ハレ管弦楽団
イギリス音楽からアメリカ音楽へ、ディーリアスからコープランドへという流れはあるか。

2023/2/18(土)
ポンキエッリ (1834-1886)オルガン作品全集、マルコ・ルッジェーリ (2CD)
まるで子供向けの音楽。

2023/2/4(土)
チャイコフスキー「交響曲第四番」バルビローリ指揮ハレ管弦楽団
バルビローリ、イギリス音楽も、ドイツものも、北欧の曲もツボを心得ている気がするが、チャイコフスキーは少しずれているか。

2023/1/24(火)
エルガー「交響曲第1番変イ長調 Op.55」バルビローリ指揮ハレ管弦楽団
音の運びにブラームスの影を感じる。

2022/9/18(日)
モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』全曲
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
エリオット・ガーディナー(指揮)
随分近代的に聴こえる。
自分が持っているモンテヴェルディのCDを全て聴き直したくなった。

2022/9/1(木)
NHK-FM放送
服部百音(Vn)、亀井聖矢(Pf)
フランク「ソナタ」
プロコフィエフ「ソナタ一番」
どちらも曲想を捉えている。
曲を鑑賞するに不足のない演奏。

2022/9/1(木)
ヘンデル:アシスとガラテア(初稿版)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ / ガーディナー(指揮)
音だけ聴いていても十分聴き応えがある。

2021/10/4(月)
マーラー、交響曲第6番イ短調『悲劇的』ジョン・バルビローリ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(マーラー・コンプリート・エディション(EMI, 16CD))
バルビローリのマーラーというとベルリンフィルとの九番が名高いが、この六番も良い。
独特のマーラーで、落ち着きと抑制があり、しっとりとした情感が感じられる。

2021/6/25(金)
フリッチャイについて6/12(土)に書いたことを翻すことになるが、チャイコフスキーは少しピントが外れている。
チャイコフスキーの退廃というものがにじんでこない。

2021/6/12(土)
フェレンツ・フリッチャイ/DG録音全集 第1集〜管弦楽曲編(45CD)
どの作曲家のどの曲というのでなく、どこをとってもフリッチャイの指揮は感覚的に納得がいく。
早世したのはつくづく惜しいことであった。

2021/6/1(火)
ダリウス・ミヨー没後40年記念ボックス(WARNER ERATO 10CD)
ダリウス・ミヨー作品集10CDのうち、最後の一枚、自作自演集。
正真正銘の本物の音楽のみが持つ、全身に染み渡るような感興がある。

2021/5/21(金)
フェレンツ・フリッチャイ/DG録音全集 第1集〜管弦楽曲編(45CD)
グリエール:交響曲第3番 RIAS交響楽団
聴き応えのある曲。演奏も優れているのであろう。

2021/4/16(金)
シューベルト・エディション第1巻〜交響曲、管弦楽、室内楽、ピアノ作品集(DG 39CD)
Bonus CD
交響曲第八番「未完成」レオポルド・ストコフスキー指揮ロンドンフィル
音に厚みがあって感動が深かった。
この指揮者に共感するのは初めて。

2021/2/7
シューベルト・エディション第1巻〜交響曲、管弦楽、室内楽、ピアノ作品集(DG 39CD)
Disc1-5 ● 交響曲第1-4, 6, 8, 9番 クラウディオ・アバド指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団 録音:1986-1987年
室内管とは思えない重厚な響き。構築性がある。

2020/12/20
モーツァルト、ピアノ協奏曲集(18曲)/バレンボイム(ピアノ、指揮)、English Chamber Orchestra
自分はこのバレンボイムの演奏にかなり満足してしまっている。
ピアノも美音であるし、オーケストラ部も良い。
情感のこもり方、全体のバランス、不満はない。
他の人の演奏を探そうと思わせない。

2020/12/7
Jeffrey Tate指揮、English Chamber Orchestra
モーツァルト交響曲選集(22曲)
39番までは特に何とも思っていなかったが、
40,41番の清澄さ、室内オーケストラとは思えない力強さに感銘を受けてしまった。

2020/10/23
ブルックナー「詩篇150番」ヨッフム指揮
マーラーを思わすような合唱の盛り上がり。

2020/9/24
アレッサンドロ・スカルラッティ「Messa di Santa Cecilia」
Maurice Abravanel 指揮 Utah Symphony Orchester, University of Utah Chorus
Brilliantの30枚組セットの27枚目
ドラマチックな盛り上がりがあった。

2020/7/12
ロリン・マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団 シベリウス交響曲第全集
シベリウスの交響曲の満足できる演奏になかなか出会えずにいたが、マゼールはシベリウスの音楽の感覚を掴んでいる。

2020/4/25
ハイドン、弦楽四重奏曲全集、エオリアン四重奏団(22CD)
ハイドンの弦楽四重奏曲ほど、どこか懐かしさを感じさせ、深く心を落ち着かせる音楽が他にあるだろうか。
演奏はネットでの評判は必ずしも良くないが、自分の心には十分届く。
初期の作品はバロック調にも聞こえる。

2020/1/4
バレンボイム指揮シカゴ響、ブルックナー交響曲全集
バレンボイムのブルックナーは韜晦がなく、現代的で分かり易い。

2019/12/28
ロッシーニ「老いの過ち〜ソロ・ピアノ作品全集」シュテファン・イルマー(8CD)
機知に富んだ魅力的な音楽。
イルマーはドイツのピアニストらしいが、生き生きとした素晴らしい演奏で間然する所がない。
このような自国の音楽遺産をイタリアの巨匠たちは、チッコリーニが部分的に録音しているだけで、ミケランジェリもポリーニも録音した形跡がないのはなぜであろうか。

2019/8/1
モーツァルト、四手のためのソナタ・ハ長調 K.521
リヒテル&ブリテン(pf)
モーツァルトらしい、いい曲。

2019/7/26
リヒテル(pf)、コンドラシン指揮、リスト、ピアノ協奏曲一番
この曲に初めて魅力を見出した。

2019/7/10
小曽根真
ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」
ガーシュインに何ら関わることなく、自分の気儘で弾いているだけの、聴くに堪えない演奏。

2019/4/13
リヒテルのバッハ(イギリス、フランス組曲)は他とどこか違う。
沈み込んだような落ち着きと、そこから光りだす美しさ。
せかせかしたところ、軽躁さがいささかもない。

2019/2/10
アーノンクール指揮、バッハ「ミサ曲ロ短調」
この曲が初めて明解に腑に落ちた気がした。

2018/10/16
クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団
マーラー、交響曲第三番
第六楽章を美しいと思った。

2018/9/9
モーツァルト:ミサ曲ハ短調K.427
シュターダー、テッパー、ヘフリガー、サルディ
フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団
1959年録音
昔、LPで持っていた。
素晴らしい演奏。
シュターダーのソプラノがまた伸びやかで見事。

2018/9/1
グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』全曲
シュターダー、F=ディースカウ
フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団
1956年録音
グルックが現代の感覚に近く聞こえる。
現代オーケストラの演奏が大変美しい。

2018/8/10
マリア・ジョアン・ピリス/DGソロ・レコーディング全集(20CD)
バッハ。
ピリスは深い。

2018/7/30
ルドルフ・ブッフビンダー
ベートーベン ピアノソナタ7〜32番
2010年9月〜2011年3月 ライヴ録音
大変気に入っている。
録音の良さもあるのであろうか、迫力がある。
才気や華麗な技術を表に出すのではなく、ベートーベンの骨格に迫っていく感がある。

2018/4/30
チェリビダッケ指揮ミュンヒェン・フィル
ベートーヴェン交響曲第三番「英雄」
数限りなく聴き慣れたこの曲に、まるで初めて聴く曲であるかのように聞き耳を立てさせる。
こんな指揮者は他にいるのであろうか。

2018/3/23
シベリウス、交響曲第1番ホ短調 ・交響曲第4番イ短調 オスモ・ヴァンスカ(指揮)ラハティ交響楽団  1996&1997年
シベリウス独特の曲想はつかんでいるが、オケが非力。曲の構成の把握が弱い。

2016/5/30
Schuhmann, Piano Sonata No.3 in F minor ("Concerto Without Orchestra"), Op.14
Horowitz
ホロヴィツのピアノが立派だからか、居住まいを正して聴いてしまった。
小品集とは異なり、骨格のある曲。

2016/5/14
バルトーク合唱曲集
ゾルターン・ヴァーシャールヘイ指揮、ハンガリー軍男声合唱団
日本の現代の作曲家の合唱曲に近いものを感じた。

2016/4/10
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル Op.58
イエジ・ビエロフラーヴェク指揮プラハ交響楽団 録音:1997年3月26,27日/ルドルフィヌム、プラハ
名曲。そして名演奏。

2016/4/8
アルド・チッコリーニ
ドビュッシーが良い、サティも良い。
しかし、ブラームスなども説得力がある。
リストも卓越している。
フランス系の音楽の演奏で名高いピアニストだが、音色で表現する人という訳でもない。

2016/4/7
チェリビダッケ指揮ミュンヒェン・フィル
チャイコフスキー交響曲第五番
遅めのテンポで、他の演奏とは一線を画するオリジナルな音楽を創り出す。
一言で言って、チェリビダッケは自分の音楽を持っている。

ヴァイス(1686-1750, Silvius Leopold Weiss)、ロンドン手稿譜による作品全集、ミシェル・カルダン(リュート)(Brilliant,12CD)
2015/8/2
時代は100年遅れるが、ドイツにもイギリスのダウランドに並び立つリュート作曲家がいたということである。

ベートーベン「弦楽三重奏曲Op.9全三曲」Trio a cordes Francais
2014/9/28
隠れた存在ながら、しみじみと良い曲である。

ピリス、ショパンの夜想曲
2014/6/24
モーツァルト弾きとして知られるピリスであるが、驚愕のショパン。
旋律の一つ一つが独自の生命を持ち、聴いたこともないような響きを作り出す。
思索的なショパンと言うより、ショパンを素材に新しい音の芸術を創造しているという実感がある。

シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデン、ヤノヴィッツ
2013/12/24
あまりの素晴らしさに聴き惚れてしまった。
ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデンはシュトラウスの管弦楽曲の録音で著名であるが、オペラも例外ではないということ。

アレッサンドロ・スカルラッティ『ヨハネ受難曲』、ルネ・ヤーコプス(指揮&C-T:エヴァンゲリスト)、クルト・ヴィドマー(Br:イエス)、バーゼル・スコラ・カントールム
2013/12/2
ペルゴレージの「スターバト・マーテル」のような澄んだ悲しみが伝わってくる。

メンデルスゾーン交響曲第2番『賛歌』サヴァリッシュ&ベルリン・フィル、クリスティナ・ラーキ、白井光子、ペーター・ザイフェルト
2013/11/26
これまで聴いた中で最も説得力があり、感動的な『賛歌』であった。

ブリテン「カンティクル第1−5番」ブリテン(Pf)/ピアーズ他の歌手
2013/11/25
全く斬新な音の響き。

プッチーニ「つばめ」アンナ・モッフォ、ピエロ・デ・パルマ、モリナーリ=プラデッリ指揮RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
2013/11/12
これもまたプッチーニ的魅力にあふれる作品。

ブラームス、合唱作品全集、ニコル・マット指揮ヨーロッパ室内合唱団(8CD)
2013/11/11
素晴らしく美しく、透き通った音楽。これらの合唱作品を聴くことなしにブラームスを知ったと言えるのであろうか。

コープランド、管弦楽曲、作曲者自演(Sony, 5CD)
2013/10/25
コープランドの描写的音楽はディーリアスの流れを汲むものであろうか。

ヴォルフ、管弦楽曲集「イタリア風セレナード」「スケルツォとフィナーレ」「歌劇『お代官様』」「交響詩『ペンテジレア』」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br、指揮)、シュトゥットガルト放送響
2013/9/21
フィッシャー=ディースカウは指揮者としても非凡である。楽想は明確で、音楽はきびきびしている。

メンデルスゾーン、弦楽四重奏曲全集、ヘンシェル四重奏団
2013/9/17
メンデルスゾーンがこんなに深みのある弦楽四重奏曲を書いていたなんて。

メンデルスゾーン、2台のピアノのための協奏曲ホ長調、アーサー・ゴールド(pf)ロバート・フィッツデーレ(pf)ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
2013/8/28
高校生の時にFMで聴いて気に入っていた曲。
第一楽章の速いパッセージが流麗でメンデルスゾーンらしい。

Lars Fryden(Vn, 1927-2001, スウェーデン)、レオンハルト(ハープシコード)、バッハのソナタ
2013/8/28
とってもいいヴァイオリニスト。落ち着いた思慮深い音から感情が滲み出る。

2013/8/26
R.シュトラウスの歌曲を作曲者の伴奏で歌うMaria Reiningという女声歌手。何と優しい声をしているのであろうか。
他の歌手たちも、ピアノ、オーケストラの伴奏も皆、多かれ少なかれそのような傾向に聴こえる。
当時の歌い方の特徴なのか。録音の影響もあるのか。
ジャズでも古い録音にはそのように響くものがある。

モーツァルト、2台、4手のためのピアノ作品集、デムス&バドゥラ=スコダ Jorg Demus, Paul Badura-Skoda
2013/8/17
モーツァルトに自分の知らないこんな素晴らしい音楽がまだ残っていたなんて。
演奏も立派。

ウェーバー「オイリアンテ」ヤノフスキ&シュターツカペレ・ドレスデン、ノーマン、ゲッダ、他(1974ステレオ)(3CD)
2013/7/22
ゆっくりした曲調で、ワーグナーの世界を呼び出さんばかりに聞こえる。

バラキレフの歌曲(ボリス・クリストフの歌唱で)はもっと聴き込むに値する。
2013/7/1

ドメニコ・スカルラッティ、ソナタ集、マルセル・メイエ(Pf)
2013/6/17
スコット・ロスのチェンバロでの演奏よりも、マルセル・メイエのピアノの方がすっと腑に落ちるのである。
マルセル・メイエが何かしら近代的なものを演奏の中に持ち込んでいるからなのであろうが。

ボロディン、弦楽四重奏曲第二番
2013/6/9
魅力的な旋律を持った名曲。

ヴェルディ『アイーダ』ズービン・メータ、ローマ歌劇場合唱団及び管弦楽団
2013/5/26
『アイーダ』を聴いてこんなにいいと思ったことはないし、メータを聴いてこんなにいいと思ったこともない。

グリエール交響曲第二番、第三番
2013/5/11
第三番には独自性があるが、第二番はチャイコフスキーとラフマニノフのごった煮。

モーツァルト「ドン・ジョバンニ」ヨーゼフ・クリップス指揮ウィーン・フィル
2013/5/2
クリップスのモーツァルトは自然で滑らか。

ウォルトン「ギターのための5つのバガテル」トム・ケルステンス(ギター)
2013/2/12
ギターのための曲は世界のもっと多様な国の作曲家によって作られて良かったはずだ。そう思わせるこの曲。

シューベルト『冬の旅』ヴィッカース
2013/2/10
独特の歌い回しが魅力的。ドイツ系でなく、カナダ人だからか。

ウォルトン「戴冠式行進曲王冠」ボールト
2013/2/3
入学式に使われる曲。

ハイドン「交響曲13番」ホグウッド
2013/2/1
終楽章が、なぜかモーツァルトのジュピターに似ている。

ニコライ:喜歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』アルノルト・ヴァン・ミル(バス)ヴィルマ・リップ(ソプラノ)ヴァルター・ベリー(バリトン)ヴィルヘルム・シュヒター(指揮)(ドイツ・オペラ集(10CD))
2013/1/12
素晴らしい音楽。歌手たちの引き締まった歌唱。ニコライも若く死んでいなければというところか。この喜歌劇の音楽史的な位置づけはどうなるのであろうか。

バッハ、大全集、リリング(172CD+CD-ROM)
2012/6/19
カンタータから聴き始めている。
アーノンクールよりずっとしっくりくる。
リヒターほど熱くならずとも、身体に染み渡ってくる。
バッハのカンタータの決定盤に出会った気がする。
バッハという作曲家への対し方さえ変わっていきそうに思う。
バッハに忠実に聴いていけるような気がする。
いままで聴いてきたバッハは少し、肩が凝ってくるような重さがあった。
リリングのバッハの方が、より真に迫っているのではないか。

ブクステフーデ、チェンバロ作品全集、シモン・ステラ(4CD)
2012/6/9
落ち着いて静かで、バッハのように重くなく、フランスのクラブサン曲のようにそわそわしていない。これを北欧の魅力というのか。

ロベルト・パーテルノストロ指揮ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー
ブルックナー交響曲一番、二番
2012/6/4
ブルックナーの一番、二番といった交響曲をこれほどの共感を持って聴いたのは初めてのような気がする。

グラナドス, Comp.piano Works: Dosse
2012/5
4枚セットの4枚目。シューマン風の曲調。ショパンはあっても、シューマンを感じさせるというのは珍しいのではないか。

ドニゼッティ、レクィエム、ガヴァッツェーニ&ミラノRAI響、ジェンチェル、他
2012/5/5
迫真の名演奏。隠れた名曲かも知れない。

スクリャービン、Comp.piano Works: Ponti(5CD)
スクリャービン、Comp.piano Sonatas: Ponti(2CD)
2012/1/22
アップライトピアノで録音したという話もある安っぽいピアノの音。なのに不思議と、舐めるようなロマンチシズムのある魅力的な演奏。ようやくスクリャービンのピアノ曲を堪能したという感じがする。

コムツァーク二世「バーデン娘」(ウィンナ・ワルツ大全集、ロベルト・シュトルツ)
2012/1/14
色気、艶のあるワルツ。ラベルのラ・ヴァルスが近い。

ウィンナ・ワルツ大全集、シュトルツ(ロベルト)(12CD)
2012/1/12
古き良きウィンナ・ワルツの夢に浸りたかったらまさにこのCDセット!ロベルト・シュトルツ、80歳を過ぎてからの録音なのに、演奏に老いを感じさせない。ウィーンの匂いを感じさせる音楽を、高齢にもかかわらず演奏して残してくれたことに心から感謝。

ジョリヴェ:歌曲全集、マリレー、イムラー、パーラー、ファリネッリ(2CD)
2012/1/7
フォーレ以来のフランス・メロディの伝統に立つ歌曲。

リスト「ハンガリー戴冠式ミサ」(「ザ・リスト・コレクション」(34CD))
2011/12/29
ベネディクトゥスは大変感動的。

ルイ・クープラン、チェンバロ作品全集、エガー(4CD)
2011/12/27
大クープランでない、ルイの作品でこんなに素晴らしいなんて。

グレインジャー・エディション(19CD, Chandos)
2011/12/26
無伴奏のコーラスの響きにビーチ・ボーイズに似たところがあるのが驚きである。澄み切った美しい合唱の響き。よく知らない作曲家ではあったが、このCDセットも思い切って買ってよかった。

オッフェンバック、オッフェンバック名曲集〜パリの喜び、『天国と地獄』全曲、歌劇『ホフマン物語』(ドイツ語歌唱抜粋版)、喜歌劇『美しきエレーヌ』(フランス語歌唱抜粋版)、喜歌劇『青ひげ』(フランス語歌唱抜粋版)、喜歌劇『ジェロルスティン大公妃殿下』(フランス語歌唱抜粋版)、他、フィードラー&ボストン・ポップス、レイボヴィッツ&パリ・フィル、他(10CD)
2011/12/25
すっかりオッフェンバックのファンになってしまった。

ヴィヴァルディ「ファルナーチェ」ファソリス&イ・バロッキスティ、チェンチッチ、ゴーヴァン、他(3CD)
2011/11/22
力強い演奏、素晴らしい音楽。なぜヴィヴァルディが一段低く見られるのか分からない。

ベッリーニ、ロッシーニ、ドニゼッティ、イタリア歌曲集、バルトリ、レヴァイン(p)
2011/11/21
歌手の力にも預かっているのであろうが、イタリア歌曲がこれほどにも魅惑溢れるものであるとは。各作曲家あまり作品数がないのであろうか、残念ながら録音は少ない。

ブルックナー、Te Deum, Barenboim
2011/11/20
このパレンボイムには、一流の指揮者の風格がある。

レーヴェ、カール(1796-1869, Carl Loewe)、Comp.Lieder & Ballades: Kaufman, Groop, Vermillion, A.Schmidt, Trekel, Moll, Garben(P), etc (21CD+CD-Rom)
2011/11/12
レーヴェの歌曲には明らかなシューベルトとの同時代性を感じる。

ケテルビー、Orch.works: Lanchbery / Po. etc
エリック・コーツ、Orch.works: V / A (2CD)
2011/10/28
山尾敦史の『近代現代英国音楽入門』P260に「英国では、ケテルビー以上に人気の高い作曲家がいる。マスター・オブ・ライト・ミュージックの異名をとるエリック・コーツだ。」とあるが、さもありなん。コーツの方が音楽が多彩で楽しく、聴き応えがある。

萱原祐子、ヤナーチェクピアノ曲集
2011/10/10
ヤナーチェクの音楽的特質、雰囲気を見事に捉えて表現し得ていると感じた。

ベルリーニ「テンダのベアトリーチェ」
2011/10/8
印象的で記憶に残る胸の高鳴る旋律。

リスト「ダンテ交響曲」「ファウスト交響曲」ジュゼッペ・シノーポリ指揮ドレスデン国立管弦楽団
2011/9/3
一聴しただけでの感想ではあるが、「ファウスト交響曲」の方は劇付随音楽のような散漫さを感じるのに対し、「ダンテ交響曲」の方が一つの交響作品としての纏まりがあるように思われる。

アンドレ・ジョリヴェ(Andre Jolivet,1905-74)、エラート録音集成、アンドレ、ランパル、ラスキーヌ、グァルダ、ロストロ、ナヴァラ(4CD)
2011/8/19
高校生の頃、「赤道コンチェルト」というピアノ協奏曲のLPを持って聴いていた。この四枚組みで聴かれるのは、それとは少し違った印象の静けささえ持った音楽である。独自の個性を持った一個の作曲家がここには居るということを感じさせる。ところがジョリヴェをもっと聴きたいと思っても、メシアンと比べると微々たる数のCDしか出ていない。先の「赤道コンチェルト」も作曲者指揮であるにも関わらずCD化されていない。その意味ではこの作曲者自演も含まれるセットは演奏水準も高く貴重なものと言える。

ブリス、アーサー(1891-1975, Arthur Bliss)、管弦楽曲集、室内楽曲集、グローヴズ&ロイヤル・フィル、ハンドリー&リヴァプール・フィル、メロス・アンサンブル、他(5CD)
2011/8/6
もっと本格的に取り組まれるべき作曲家。

メルカダンテ[1795-1870] 『イル・ブラーヴォ』全3幕(3CD)  ディーノ・ディ・ドメニコ ジャネット・ペリー アデリーサ・トビアドン、他 ブラティスラヴァ・フィルハーモニー合唱団 イタリア・インターナショナル管弦楽団 ブルーノ・アプレア指揮 1991年録音
2011/8/3
盛り上がるところは盛り上がり、なかなか聴き応えのある曲。

ヒンデミット、Cardillac: Keilberth / Cologne Rso & Cho, F-Dieskau, Kirschstein(2CD)
2011/7/28
熱い名演。器楽曲を聴いていたときは無機質というイメージだったが、オペラを聴いてからヒンデミットの印象がかなり変わった。

ビゼー「カルメン」シッパース指揮
2011/6/11
ショルティ盤も好きであったが、こちらの方がより自然で、生気に溢れている気がする。
録音も素晴らしい。

ヘンデル「マカベウスのユダ」
2011/5/17
ActV「Chorus: See the conqu'ring hero comes!」は有名曲?

ヘンデル「メディア王ソザルメ」A.ルイス&聖チェチーリア音楽院管、デラー、ワッツ、他(1954モノラル)(2CD)
2011/4/25
録音は古いが、音に一本芯の通った素晴らしい演奏。

マスネ「マノン(1884)」パッパーノ&モネ王立歌劇場、ゲオルギュー、アラーニャ、他(1999)(3CD)
2011/4/8
パッパーノ、豊かな天分。音楽の力強い骨格と歌。

シャブリエ(1841-94) Orch.works: Plasson/Toulouse Capitole.o(2CD)
2011/3/19
ワーグナーとドビュッシーの間を繋ぐ作曲家ではないか。

Alfred Deller Complete Vanguard Recordings Vol.1(7CD)
Alfred Deller Complete Vanguard Recordings Vol.2-music Of Purcell(6CD)
Alfred Deller Complete Vanguard Recordings Vol.3(4CD)
Alfred Deller Complete Vanguard Recordings Vol.4- Handel, Bach, English Renaissance(6CD)
Alfred Deller Complete Vanguard Recordings Vol.5- イギリス、フランス、イタリアのマドリガル集、デラー&デラー・コンソート(6CD)
Alfred Deller Complete Vanguard Recordings Vol.6 -French and Italian Discoveries 1200-1700 (6CD)
2011/3/19
アルフレート・デラー、声に言うに言われぬエロスがある。
このシリーズ、思い切って買ってよかった。

バッハ、リュート作品集(セルシェル)
2011/3/10
感情を掻き立てることなく、胸に迫ってくる。知情のバランスなのだろうか。なおかつ演奏に力強さがある。
こんな演奏でバッハのすべての作品を聴きたいものだが。
それともこれはリュートの曲だから可能なのだろうか。

ストラヴィンスキー、オペラ=オラトリオ「エディプス王」、音楽劇「大洪水」(ストラヴィンスキー・エディション(22CD))
2011/3/6
素晴らしく活気のある演奏。

ストラヴィンスキー、歌曲集(ストラヴィンスキー・エディション(22CD))
2011/2/28
この歌曲集を聞くと、ストラヴィンスキーは歴史に名を残した作曲家たちの中でも、一桁違う才能の持ち主だったという感を強くする。

ロッシーニ「セミラーミデ」ボニング&ロンドン交響楽団、サザーランド、ホーン(3CD)
2011/2/13
ボニングはムーティに比べると明らかに一段落ちる。

グルック「トーリードのイフィジェニー」ムーティ&スカラ座、ヴァネス、ヴィンベルイ、他
2011/2/12
素晴らしい。ムーティは音楽の押さえるべきところを押さえている。
この音楽の実質からして、グルックのオペラは録音が少なすぎる。
劇の素材が古いところに原因があるのか。それならヘンデルでも同じであろうが。

ヒンデミット「画家マティス」クーベリック&バイエルン放送響、フィッシャー=ディースカウ、キング、他(3CD)
2011/2/5
やはりこれがヒンデミットの代表作と言うべきであろうか。
演奏も力強い。

ウィリアム・バード、鍵盤作品全集、デイヴィッド・モロニー(7CD)
2011/2/1
思いの外、近代的な響きで胸に訴えてくる。

ヴィラ=ロボス、ショーロス全集、ブラジル風バッハ全集、ギター独奏曲全集、ミンチュク、ネシュリング&サン・パウロ響、ミオリン(7CD)
2011/1/31
クラシックの作曲家の分布地図からすると辺境出身であるが、土着の淵源から汲み取った音楽はまったく独自である。その音楽の質の高さからして録音の数はまだまだ少な過ぎる。

ヒンデミット、ベルリン・フィルを指揮した自作自演集(3CD)
2010/12/29
ヒンデミットの音楽というと、これまで非常に無機質で乾いた印象を持ってきたのだが、この作曲家自身が指揮した演奏には大変潤(うるお)いがあるのに驚いた。

ブルックナー、交響曲全集、パーテルノストロ&ヴュルッテンベルク・フィル(11CD)
2010/9/20
四番、五番。実に独特の音楽を作っており、説得力がある。

ケルビーニ、弦楽四重奏曲全集、メロス四重奏団(3CD)
2010/8/31
全六曲。五番、六番と進むにつれて味わいが出てくる。

バルトーク「案山子王子」組曲
2010/7/21
ドビュッシーの影響が非常に濃い。

プロコフィエフ、6つのオペラ(戦争と平和、3つのオレンジへの恋、炎の天使、修道院での結婚、セミョーン・コトコ、賭博者)、ゲルギエフ&キーロフ歌劇場(14CD)
2010/6/14
無類の面白さ。オペラを聴かずしてプロコフィエフを語る勿れ。

内田光子、モーツァルト、ピアノ曲集(K.355,397,485,511,540,574)
2010/5/31
内田光子の我が見え過ぎる、と感じることがある。ヘブラーでは、ほぼモーツァルトだけが浮かび上がって見えるのに。

ボロディン、室内楽曲全集、モスクワ弦楽四重奏団、モスクワ三重奏団(3CD)
2010/5/11
これは何とも、ボロディン的旋律の、お勧めの室内楽である。

ヘンデル「アルチーナ」「オルランド」クリスティ&レザール・フロリサン、フレミング、デセイ(6CD)
2010/4/18
フランスのアーチストであるせいか、音の骨格の弱さを感じる。

ムソルグスキー『ソロチンスクの定期市』エシポフ&国立モスクワ音楽劇場、マトリン、チュルニク
2010/3/13
これは活きのいい良い音楽。

内田光子、モーツァルト、ピアノソナタ
2010/2/20
モーツァルトの音楽は、シューベルト同様、市民社会的安らぎ、落ち着きを感じさせてくれる。

ヴァイル「マハゴニー市の興亡」ロッテ・レーニャ
2010/2/18
比類のない名演。

ボロディン「イーゴリ公」イワノフ / スモレンスカヤ / メリク=パシャエフ / ボリショイ劇場管
2010/2/3
力強く、実質的で、地に足の着いた素晴らしい音楽。音楽にロシア的な要素もふんだんにある。

エルガー「ピアノ五重奏曲」
2010/1/28
これも大変な名曲と思うが、不当に閑却されている気がする。

シューベルト:交響曲全集、メニューイン祝祭管弦楽団、ユーディ・メニューイン(指揮)
2010/1/10
シューベルトとメニューインの相性なのであろうか、懐かしく暖かい響きがここには残っている。

シュレーカー(Franz Schreker,1878-1934)Lieder:Nadelmann(S)A.Schmidt(Br)Baianu(P)
2010/1/6
真実な調子の歌曲。

サリヴァン、Opera Works
2009/12/30
なにゆえこれほど情感あふれる素晴らしく楽しい音楽が、ウィーンのオペレッタに比してあまり聴かれることなく看過されているのか。
イギリス音楽が不当に見過ごされていることの一つの大きな証左と言えないか。

グラス、フィリップ(1937-)(Philip Glass)『サティヤーグラハ』キーン&ニューヨーク・シティ・オペラ管
2009/11/26
素晴らしい。素晴らし過ぎる。

ヴェルディ『ドン・カルロ』ステッラ、フィリッペスキ、ゴッビ、クリストフ、サンティーニ&ローマ国立歌劇場管弦楽団&合唱団
2009/7/29
今まで自分が聴いたヴェルディの録音の中で、これこそがヴェルディなんだという納得が最もいく演奏。
指揮も歌手も素晴らしい。

バッハ、オルガン作品全集 ヴァルヒャ第一回(10CD)
バッハ、オルガン作品全集(二回目)ヘルムート・ヴァルヒャ(12CD)
2009/3/11
一回目の方がしみじみとした良さがある。

チャイコフスキー、ピアノ作品全集、ポストニコワ
2009/3/9
オーケストラ曲だけを聴いていたのでは分からないチャイコフスキーの作曲家としての思考の質の高さが分かる。
演奏も申し分ない。いや、申し分のない演奏だから分かるのである。

ベートーヴェン主要作品全集(Brilliant)より、スコットランド、アイルランド、ウェールズなどの民謡集
2009/3/1
これは、ヨーロッパおよびアメリカのポピュラー音楽の歴史を考える上で非常に参考になる。
それが何とベートーヴェンの手の入ったものとして残っているとは驚きである。

ケイジ、プリペアド・ピアノのための作品全曲、ジャンカルロ・シモナッチ
2009/3/1
ジョン・ティルベリーのものより演奏が良いのではないか。

ヴィラ=ロボス、弦楽四重奏曲全集、ラテンアメリカ四重奏団(6CD)
2009/3/1
フランスの弦楽四重奏曲の流れを汲むもののように聞こえる。
ブラジル風バッハだけからでは分からない奥の深さを感じる。

タルティーニ(1692-1770) Violin Concertos: Toso, Amoyal(Vn)Scimone / I Solisti Veneti+violin Sonata(2CD)
バロック期を過ぎ、通奏低音の縛りから抜け出して、旋律美が堪能されうる。(2009/1/4)

タルティーニ、ヴァイオリン・ソナタ集、トリオ・ソナタ集、カサッツァ(vn)ラ・マニフィカ・コムニタ(3CD)
2009/1/5
タルティーニは素晴らしい。世間の評価は低過ぎるのではないか。

バッハ「ヴァイオリン・ソナタ1、3、4、6番」バルヒェット、ラクロワ
2008/2/11
バッハの表現として最高の水準。このCDはよく駅のフロアなどで売っているような、解説書など全くない無名の版元の廉価版なので、全曲盤はないのかと探しても見つからない。

ヘンデル、Comp.chamber Music Academy Chamber.ens(9CD)
2008/3/4
ヘンデルの素晴らしさを堪能できる最高のクオリティの演奏。

モーツァルト交響曲全集(46曲)アリゴーニ指揮
2008/2/21
イタリアのオーケストラ。極めて特徴的なモーツァルトで、イタリアのカンタービレとはどのようなものであるのか良く分かった気がする。強弱のリズムをあまり付けず、息長く歌い続ける。音楽性豊かな演奏。

フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ベートーヴェン交響曲第4番
何とリズム感のない演奏であろうか。
ベートーヴェン交響曲第6番
遅めのテンポで木管などのソロが丁寧に演奏されている。ソロ奏者の技量が高い。
2008/4/19

ロッシーニ「小ミサ・ソレムニス」パヴァロッティ、フレーニ、ガンドルフィ指揮
2008/8/13
ピアノ伴奏のミサ曲とはこれいかに。歌曲の趣。ロッシーニの自由さ。

ベルリオーズ「幻想交響曲」マルティノン&フランス国立放送管
マルティノンからは予想できたことだが薄味の幻想。交響曲というジャンルではもっと骨格のある音が欲しい。
2008/6/24

シューマン「Genoveva」マズア指揮LGO、F-Dieskau, Hellmich, Lorenz, Mozer, Schreier
構築感と勢いがあるドイツのシューマンらしい演奏。
2008/5/19

ワーグナー『恋愛禁制』ローベルト・ヘーガー(指揮)オーストリア放送交響楽団&合唱団 1962年
2008/12/11
生き生きとした秀れた演奏と思う。

ボロディン、String Quartet.1, 2: Russian.q
2008/8/13
特にロシア風というでない、洗練されたモダンな音楽。名演奏。

フランツ・レハール(1870-1948)オペレッタ「ほほえみの国」
2009/1/5
驚くほどプッチーニ風の音楽。二重唱、オーケストレーション。

トゥリーナ(1882-1949)(Joaquin Turina)
幻想舞曲集、セビーリャ交響曲、交響的狂詩曲、他 バティス&ロイヤル・フィル、メキシコ・シティ・フィル
2008/11/27
ファリャ、アルベニス、グラナドスと並ぶべきスペインの作曲家ではないかと思う。

シマノフスキー Concert Overture,Op.12
Kaspszyk指揮、ポーランド放送国立交響楽団
2008/8/27
リヒャルト・シュトラウス風の作品。

ブリッジ(1879-1941)、チェロ・ソナタ、ロストロポーヴィチ、ブリテン
カップリングのブリテン無伴奏チェロ組曲を聴くために買ったCDであるが、ブリッジの方に耳を奪われた。
フォーレ風の愁いを帯びた曲調。

セヴラック(Deodat de Severac, 1872〜1921)ピアノ作品全集 チッコリーニ(3CD)
作曲家の名前を知らなかったが、演奏しているのがドビュッシーやサティで気に入っていたチッコリーニだったので買ってみた。
フランスのピアノ音楽の感覚を味わえる。

エルガー「ヴァイオリン・ソナタ ホ短調」
2007/11/17
この美しくテンペラメントに富んだ曲はもっと頻繁に演奏されて然るべきではないか。

ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」マリア・カラス
2007/10/6
ヴェルディに繋がっていく様式を持った音楽。

エイドリアン・ボールト指揮ロンドンフィル、ニューフィル他
2002/10/24
「ヴォーン=ウィリアムズ交響曲全集+管弦楽曲集」EMIClassics TOCE-9774〜79
ヴォーン=ウィリアムズの交響曲というものをほとんど初めて聴いた。
標題のある交響曲と無いものとでは、だいぶ曲の趣きが違う。
標題のあるものは、ショスタコーヴィチ並みに二十世紀という時代の過酷さを感じさせる厳しい音楽である。

「ウィリアム・ウォルトン交響曲第一番」
2002/12/07
作曲者指揮、ロイヤル・フィル BBCL4097-2
第一楽章、第三楽章ではシベリウスの響、第二楽章、第四楽章ではショスタコーヴィチ的小気味よさを聴くことが出来た。

「オリヴィエ・メシアン オルガン作品自作自演集」EMIClassics CDZD 7 67400 2
オルガン曲というジャンルの音楽史的発展は、バッハの後 200年近く停滞していたと言っていい。 それは古典派以降、音楽の営みの場の中心が教会から宮廷やサロンに移っていったという、音楽社会学的な理由によるのかと推測される。


クラシック音楽

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