清水真哉の大放言・メディア


NHK朝8:30〜8:35のニュースは、小さいながらも重要な出来事を細かく拾っていて、わずか五分だが聞き逃せない。
2004/2/26


日曜朝の報道番組

フジテレビ「報道2001」
キャスターの質はここが一番良いと思う。アクはないが、政治家に対して突っ込むべきところは突っ込み、無意味な発言は切り捨てる。
ただこの番組の嫌なところは竹村健一という時代錯誤な人物を出演させることである。つまらないレトリックを弄するだけで、議論の邪魔でしかない。
また中曽根元首相などもお好みのようである。いまさら何の用があるのか。

NHK「日曜討論」
全く面白くない。何かに遠慮せざるを得ないのか、キャスターがさっぱり突っ込みを入れない。結果として各党の見解がただ並んでいくだけで、面白く成りようもない。

テレビ朝日「サンデープロジェクト」
田原総一郎の策士気取りがしばしば鼻につく。
この番組のよいところはドキュメント企画で、ときどきスマッシュヒットを飛ばす。最近のヒットはイラクの劣化ウラン問題。

2003/11/2


 海外ニュース専門の時間枠を設けよ!

 NHKをはじめテレビ局のニュースの時間は、全国ニュースと地方のニュースに分かれていて、地理的区分からすればあってよさそうな海外ニュースの時間というものはない。海外のニュースは全国共通の放送となるわけだから、それでいいと言えばいいのかも知れない。
 にも関わらず私がテレビ局に海外ニュース専門の時間枠を設けることを要請するのは、海外ニュースに割り当てられる時間が少なく、極めて重要なニュースが放送されないことが度々だからである。
 私はNHK-BS1「おはよう世界のトップニュース」のうちドイツZDFをほぼ毎日、イギリスBBC、アメリカABC、CNNなどを時々、大して聞き取れぬながらも観ているのだが、そこで知った海外の重要情報がNHKのニュースでは全く報じられないことがしばしばなのである。
 今朝もZDFで、コンゴで民間人数千人が殺される虐殺事件が起き、国連が調査を始めたと言っていたが、NHKのニュースではコンゴのコの字も聞くことがない。私がZDFを観ることができるのはNHKのおかげであるから、あまり悪く言うものでもないかもしれないが、ZDFをどれだけの人が観ているのかを考えると、地上波のニュースの時間帯でNHKの独自取材に基づいて報道するのとでは世論への影響には天地の差がある。
 日本の世論の国際情勢に対する感度が低いような気がするのは、マスコミのこうした視野狭窄と呼ぶしかない報道姿勢と不可分に関わりがあると思う。

 永らく上のような不満を持ち続けているのだが、この4月6日(日)から「NHK海外ネットワーク」という週一回35分の番組(夕方6時10分から)が始まった。どのような内容になるか期待するとともに、これが(もっと短くてもいいから)毎日の放送となることを望むものである。
2003/04/08


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